マナー、という言葉を聞くと、どきっとしてしまいます。
我がふりは果たして、大丈夫だろうかと^_^;

なぜ、どきっとして、心配になるのか。
それはやはり、人様に不快な思いをさせたくない。
その一点に尽きます。

直接どなたかにお目にかかっているときはもちろんのこと。
公共の場所で不特定多数の人と居合わせた場合も同じです。

自分の不注意のせいで、どなたかに不快な思いをさせてしまったら。
その方の大切な1日を汚してしまったとしたら、大変なことです。

反対に、相手の方が気持ちよくいてくださったら。
楽しくひとときを過ごしていただけたとしたら、なんとうれしいことでしょう。

何もプレゼントするものがなくても、喜んでもらえる情報がなくても。
ただ、心地よく居ていただけたなら。
それは取りも直さず、その方へのギフトになると思います。

マナーと聞けば、厳しさや敷居の高さが浮かぶ。
そうした要素も確かにあります。
しかし、突き詰めて考えてみると、もっと話はシンプル。
共に過ごす時間を楽しくするためのものなのです。
そう思えば、身構えることもなくなりそうです(^・^)。

さらにもう一歩積極的になってみるとしたら。
今一緒に居てくださっていることへの感謝を態度や言葉に込めてみるのはどうでしょう。
所作についてのテキストを読むのも大事です。
ただ、やはり美しい所作を身に付けるためには、人への思いを大切にすること。
これしかないと思います。

すみません。
少し話が飛躍します。
殺人事件が起こる、その原因以前の、根っこの理由について思いました。
それは、加害者が日々、人から大切にされていなかったことにあるのではないか。
だから相手のことも大切になど思えず、その命すら紙屑のように扱ってしまうのではと。

大切なものはたくさんありますが、何よりも最優先するべきは、人の心だと思います。
自分の心も、相手の心も同じように敬うこと。
そんな姿勢でいられたら、少なくとも誰かを傷つけようだなんて気持ちなど、湧くはずもないのです。

縁あってその時間を共にしている人の心を大切にすること。
相手にかける言葉や表情に、心を配ること。
これこそ平和のベースになるものです。
マナーはややこしいものなどではないのですよね。
相手も自分も、しあわせになるためのシンプルなメソッドだと、心から思うのです。

また明日(^_^)/

xxx