人間が生きていくために

何としても欠かせないものと問われれば

「水、空気、食物、太陽」という答えが

きっと浮かんで来ることでしょう。

 

そして私は、もうひとつ

「人との交流」といったものも

第5のエネルギー源として

重要なものではないかと思っています。

 

どんなに孤独が性に合っているとはいえ

それは誰かとの関わりが

デフォルトとしてちゃんと

人生に在るからなのです。

もしも一切、誰とも接することなく

生活していたら

寂しさや空しさといった負の感情をはじめ

会話やアイコンタクト、スキンシップなどの

刺激がゼロになることで

必ず心身に変調をきたすはずです。

人の間と書いて人間と読みますが

人はそもそも、人と人との間で

生きるのが自然な姿。

人との交流からも、私たちは

健全であるための

はかりしれないエネルギーを得ているのです。

 

となれば、そのエネルギーの質にも

こだわりたいところです。

その質が一番よくわかるのは

その人と会って、元気になるか

疲れてしまうかということでしょう。

確かに元気をいただける人というのは

そばにいて気分がよくなりますし

また、言葉や表情からは

快活で、他意のない率直な心持ちが

伝わって来るので

こちらも構えることなく

ナチュラルでいられます。

 

ですが疲れてしまう人とは

これの正反対。

常に何かを探られているような

居心地の悪さを感じますし

隙あらばマウンティングして来ようとか

また、延々と愚痴や文句を言い続け

こちらをゴミ箱がわりにするなど

何故会ってしまったのかと

会ってすぐに後悔させられる羽目に

陥ってしまうのです。

このような人と会った後には

確実にからだにも異変が起こります。

呼吸が浅くなったり

頭が重く感じられてしまったり。

あるいは、人によっては

吐き下しなどといった

消化器系に症状が出ることもあります。

人からダイレクトにストレスを加えられると

心ばかりか、からだのほうも

音を上げるものなのです。

 

ですから、人との交流も

無頓着にしていては命取りになります。

幸い、私たちの感覚は鋭く

体質に合わない人と関わったときには

はっきりとエラーが出ますので

それを逃さずにしっかり感じ取り

上手に距離を置いていってください。

 

そして、上質のエネルギーを持つ人とは

出来る限り関わっていきたいものです。

さらにひとつ、おすすめしたいのは

その関わる対象を、あなたにとっての

友人関係のみと限定しないことです。

まだ友人になっていなくても

あるいは友人というには恐れ多い人でも

会えるチャンスがあるなら

会いに出かけて、話をしに行ってみてください。

たとえ相手にとってのテリトリーに

自分が入っていなかったとしても

その場で、その人からよいエネルギーを

いただけることに意味があるからです。

(それに、これから友人になれる

可能性だって大いにあります!)

 

反対に、お互いに認識しあっている

友人同士という関係性であっても

会ってよくないエネルギーを

もらって帰るなら、会わないほうがずっとましです。

 

交流する人は、友達じゃなくてもいいんです。

そう考えておくと

これからきっと、コミュニケーションによって

力強いエネルギーがチャージされていくこと

間違いなしです!

 

また明日。