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どうしたものか

とってもうれしいことって

続くものですね。

うれしいニュースのラッシュに、心がついていけない! うれしいことは、心にとって衝撃になるのです。

そして不思議なのですが

舞い上がるような出来事が続くと

あろうことか少々の

疲労感を覚えたりも

するものです。

 

うれしいことなのに、

どうしてなのでしょう。

これは、ストレスとは

ネガティブなことに対してだけ

感じるものでは

ないことに原因があるからです。

 

何と、うれしかったり

しあわせだったりしても

ストレスになるのだとか。

人間のハートとは

なんてデリケートで

厄介なものなのでしょう。

もっとも快適なのは、フラットな気分のとき! うれしさはストレスになることを、ほんの少しだけ心にとめておきましょう。

そのストレスの度合いを

数値化したものがあります。

1967年に

アメリカの心理学者が打ち立てた

ストレス・マグニチュード

呼ばれるものです。

 

この一覧表を見ると

驚かずにはいられません。

一般的には

しあわせの絶頂とされている結婚と

愕然となってしまう解雇との

数値がほとんど同じなのですから!

 

ということは、心のなかでは

つらいこともうれしいことも

同じ「衝撃」として

受けとめられていることが

わかります。

そしてその衝撃の

度合いによって

ストレスの強弱が決まるのです。

 

こうしてみると

うっかりお気楽に

舞い上がったりするのも

危険なこととわかったら

面白くなくなってしまうものですね。
確かに、フラットな気分でいることは

もっとも精神衛生上理想的で

また、快適でもあります。

ですが、やはり

うれしいことに対しては

健全によろこびたいもの。

 

そこで効果的なのは

うれしがりながらも、どこか心の片隅で、

「あっ、今、ストレスを受けている!」

そう意識しておくことです。

これは、うれしいことが与える衝撃の

クッションになり

さらには、うれしさがゆるくなることで

うれしさを感じる時間が

持続するという作用もあるようです。

 

ちょっとした用心で

心は守れるもの。

からだに気を付けるように

心も大切に扱っていきたいですね。

 

また明日。