連休はやはり、時間の流れが

普段よりはゆったりとしていて

気分的に余裕が持てるのがいいですね。

そんなゆとりのある今

やってみてもいいなと思えることに

「プチ終活」があります。

 

「終活なんて! まだそんな歳じゃない!」

そうお思いの方もいらっしゃるでしょう。

ですが終活に、特に適齢期はないようです。

思い立ったがはじめどき、といった認識で

問題ないと私は思っています。

もちろん本格的に行なわなくてもよく

それゆえに「プチ」という言葉を

添えてみてのご提案です。

プチであっても、人生は確実に終わりへと

刻々と近づいているという真実に

しっかりと目を向ける時間を

取ってみてはいかがでしょうか。

 

その具体的な方法ですが

まずはエンディングノートを

作ってみることがいいと思われます。

正式な遺言状と違って

法的な効力はないだけに

気軽に取り組めるものです。

死後の葬儀や埋葬についての希望や

預貯金、不動産などの相続はどうするかなど

現段階で自分はどのように思っているのか

それを確認するだけでも

今与えられている「生」の時間は

何よりの価値のあるものと

あらためて思えて来ます。

これはなかなか得られない感覚でしょう。

 

そして残された家族や友人たちに

伝えたいことも書きとめておきたいものです。

すると、これから先、大切にしていきたい

人間関係といったものもはっきりして来ます。

ここで何も伝えなくてもいい、と思えるような

知人の存在にも気づかされたりしますから

これからのお付き合いの仕方を

考え直せるいいきっかけにもなったりします。

 

そのほか、身辺整理といったことにまで

手を出していくと

連休中には終わらなくなる

可能性が高くなってしまいますが

この域にも、チラッとでも踏み込むと

片付けや断捨離には大いに役立つでしょう。

モノと向かい合うときに

自身の最期のときまで、このモノたちは

残すべきなのかという感覚が備わると

モノを厳選して持つことが

徐々に出来るようになっていくようです。

 

プチ終活は、生き方の整理整頓とも

言えそうな活動です。

今後の人生をすっきりと迷いなく

軽やかに楽しんでいくためにも

ほんの少しでも、人生の始末を

どうつけるかを考えてみてはいかがでしょうか。

また明日。