人間関係を考えるとき

ジャンル分けすることが多いですよね。

家族それぞれにはじまり

友達、知人、先輩、後輩、

上司、同僚、部下。

あとは、趣味でつながっている

〇〇友、なんていうのもありますね。

そして恋人、愛人、セフレ(!)などなど

自分をとりまく人間関係は

だいたいこのリストに入ることでしょうか。

 

こうしてジャンル分けしてみると

ひとつ気がつくことがあります。

それは、この中には、嫌に思う人も

存在しているという事実です。

自分と関わりこそあるけれど、嫌い。

恋人だって、愛人だって、セフレだってそうです。

もう嫌いだけど

仕方なく付き合っていることって

あると思うのです。

 

この、関わっているけれど嫌い、って

結構ストレスになりますよね。

では、どうして関係を断たないのかと聞けば

完全に切れてしまうと淋しいから、という

ストライクな本音が返って来ます。

ストレスと寂しさを天秤にかければ

ストレスのほうを選ぶというところ、

もちろん理解は出来ます。

寂しさって、強烈につらいことですからね。

 

そしてまた、年を重ねるにつれ

友達がいなくなって来た、というお話も

結構耳にします。

これは仕方がないことなのですよね。

家庭があれば、子育てやつれあいの世話に

一心になっているうちに

以前の友達とは疎遠になるなど

もう、致し方ない話です。

ですが、この疎遠になるというのも

実は自分に原因があるのです。

本当に心から大好きで、つながっていたいなら

伝書鳩の時代ではないのですから

会えなくたって、いくらだって

関わりは持っていられるはずなのですから。

 

そうなんです。

友人関係に限ったことで言いますと

友達同士ではあるけれど、好きではないために

離れてしまったり

あるいはリアルに関わって疲れてしまったりと

どうにも納得のいかない人間関係を

抱えてしまっているケースって

ものすごくあるのです。

だったら、ここはちょっと視点を変えて

「好きな人、会いたい人」という

新たな人間関係のジャンルを生み出してみませんか。

まだ友達ではないけれど

その方とはお目もじが叶う、という

チャンスがあるのなら

じゃんじゃん会いにいけばよいのです。

お相手から認識されてはいないけれど

本当に会いたいと思う方、

好きだと思う方に会えるよろこびは

心弾まない友達と席を同じくするより

比べようもないほど大きなものです。

 

私も、一応友達という関係性はあっても

会えば疲れてしまう人とは

このところばっちり距離を置いています。

そして自由時間は

友達か否かに関わらず

本当に会いたい人、

好きな人に会いに行っています。

それは、もう人生の残り時間が

短くなりつつありますので

1秒たりとも、むざむざ気分が下がる機会は

作りたくないからなのです。

 

先方との関係性のあるなしより

心が望むかどうか。

もっとそんなことを大事に考えてみては

いかがでしょうか。

 

また明日。