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この名著

「フランス人は10着しか服を持たない」

を読んだ人なら

誰しも、服の断捨離に

トライされたことでしょう。

 

そこでおうかがいします。

あなたにとっての

手放してもいい、あるいは

手放してしまいたいというアイテムは

どんなものでしょうか。

 

似合わなくなったもの。

趣味が変わって、

気分じゃなくなったもの。

大体、そんなところでしょうか。

 

さらに加えるならば

「あの、思い出したくもない頃に

よく着ていたもの」なども

潔くお別れしたいアイテムと

言えそうですね。

 

その服を見るだけで

今では考えられない

あんなことやこんなことを

思い、考え、やらかしていた事実が

ありありと浮かび上がり

大声を上げたくなってしまうことって

あったりしませんか。

 

そこで断言します。

真っ先に行ないたい断捨離は

黒歴史の頃の服を手放すことです。

本当に服が及ぼす力というのは

すごいものがありまして

その服からイメージされるものと

人間はたやすく同化してしまうのです。

 

ですから、「なりたい自分」に

なりたいのであれば

その理想の自分にふさわしい服を

着ることというのは

大変な効果があるのです。
そこで、もしも

もう何があってもあの

黒歴史は繰り返したくないという

切なる願いがあるならば

その当時の服ときれいさっぱり

お別れしてしまうのは

大変効果があると言えます。

そうした衣類を、

着ない、見ない、触らないことは

それだけでも当時の自分と

今の自分が遮断されるからです。

たとえそれがハイブランドの

清水の舞台から飛び降りる気持ちで

購入したものであったとしても

エイッと手放してしまえたなら

確実に生まれ変われるというものです。

そして、私は思います。

黒歴史の頃のハイブランド品より

今の気分にぴったり合った

ファストファッションのほうが

断然自分を、自分らしく演出してくれて

その装いがまた、自分の出会いたい人、

行きたい場所、

やりたいことにつなげてくれると。

さあ、大急ぎでそんな

「なかったこと」にしたい時代の服は

きれいさっぱりお別れして

クローゼットにたくさん

すき間を作りましょう。

そしてそこには

等身大の、あるがままの自分に

ふさわしいアイテムを入れるのです。

多分、それほど数は要らないでしょう。

何故なら「在りたい」自分の

姿さえ見えていれば

ワードローブもぐっと限られてきて

大した数も要らなくなるからです。

 

日本人だって、

10着しか服を持たないと

豪語していきたいもの。

そしていつでも最新の自分を

世の中にアピールしていきましょう!

 

また明日。