基本的に社交の場は

楽しいものであるべきですが

時に、ぐったり疲れてしまって

「早く帰りたい…」といった気持ちに

なることもありますよね。

 

その原因はやはり

話題に尽きると思います。

悪口などは愚の骨頂。

悪口を言うくらいなら

お下劣な下ネタを言うほうが

何倍もマシです。

何故ならそこには、笑いがあるから。

しかも、誰かを貶めて取るような

三流芸人のネタのような笑いではなく

そのくだらなさに思わず

吹き出してしまうという

罪のなさがあるからです。

 

そして、こころよく

はずむようなコミュニケーションのためには

その場の空気がよどむこと、

そして聞かされる相手にストレスが

かかるような話題も避けたいものです。

その2悪と言えば

愚痴と自慢話でしょう。

本当にこれは聞き手を疲れさせる

話題でしかありません。

 

ですから、どうしてもこの手の話を

その相手に聞いてもらいたいときは

あらかじめ所要時間を告げてから

話すのがマナーです。

「申し訳ないけれど、どうしても

3分だけ聞いて欲しいの!」

こんなふうに切り出せば

聞き手とて、断りはしません。

それほど話したいならと親身になって

聞きたくなろうというものです。

また、少し高等なテクニックになりますが

その愚痴や自慢話にユーモアを

交えられたら最強です。

最終的に話の着地点が

その場が明るく

なごむようなものになれば

聞き手としては感謝してしまいます。

 

そこを相手の気持ちなどお構いなしに

延々と、しかもシリアスに

独演会を開催するなど

大人の女性としてどうしたものでしょう。

 

さて、ではどうして悪口や愚痴、

自慢話のたぐいでぐったりと

疲れてしまうのかと言えば

目の前のその人のことが

だんだん苦手に思えて来るからなのですね。

人間、席を同じくしている人のことは

好感を持って接したいのが人情です。

この人は、こんな面しか

見せてくれないのかと思うのは

なかなかにして、つらいものです。

 

それよりも聞きたいのは

その人からの楽しい話です。

見たいのは、うれしそうな表情なのです。

ですから、そんな辛気臭い話をするより

あなたの大好きなことや人の話を

もっとじゃんじゃん聞かせてください。

その話はあなたを知るのに

この上ない情報になりますから。

そしてあなたのことを

これまで以上に知れたなら

またひとつつながりが深くなったと

うれしい気持ちでいっぱいになりますから。

あなたは、何が、何処が、誰が

大好きなのですか?

 

また明日。