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過日にアップされた

家族(家庭)問題ライター・

家族(家庭)問題アドバイザーとして

活動されている

中野セリさんのブログの記事で

とっても心に響くものがありました。

おとな気なく生きるススメ〜幼児性にはイイものもある

この記事を拝読して

心から感じたのは

大人になるという

人間としての熟成の過程の中で

気を付けなければ

心が劣化してしまう

おそれがあるということでした。

自分の中に今もいてくれる

幼子の思いを封印して

無理に大人らしくつくろおうとするほど

人生は面白くなくなるというお話に

とっても共感したのです。

人間が唯一老化せずにすむところ。それは心なのです。

 

ところで、この平成の世の中。

その昔は「人生50年」などと

言われていたものですが

今ではエステやコスメ、

美容医学の進歩とともに

アンチエイジングに関する情報も

豊富に得られるため

美魔女と呼ばれる方たちが

わんさといる時代です。

 

しかし、やはり

どんなに手の込んだ施術をしても

美魔女が10代、20代に

見えることはありません。

これは至極当たり前のこと。

美魔女とて生身の人間。

自然の摂理にしたがいながら

生きているからです。

 

しかし、内面についてはどうでしょう。

この、心の状態に関しては

唯一自分の「あり方」次第で

そのムードが

決まるものだと思います。

 

50過ぎの小姑のような

感覚で苦情を言う

10代のお嬢さんもいれば

まるで少女のような

表情と物言いで

愛を語る90代の女性も

(宇野千代さんです!)

存在するのが証拠です。

十九歳の頃、あなたは何が好きでしたか?

それは、自分の心の中にある

本当に、嘘偽りなく

「好き」なものとの

向き合い方にあるのではないかと

思うのです。

 

作家の山川健一氏は、

「みんな十九歳だった」という

ご著書の中で

「内面的には十九歳のときに

すでにピークに達してしまうのだ」

と書かれています。

これは感受性のピークのことも

含めての話なのでしょう。

 

確かに、と思うのです。

今の趣味嗜好も、もとをたどれば

十九歳の頃の好みが

とっても関係していると

私は実感するからです。

 

つまり、十九歳のあの頃

とっても好きだったものは

時を隔てても

自分の心を揺さぶってくるのですね。

本当に「好き」なものと、素直に向き合ってみると、面白いことになる!

なので、もしかしたら

今、本心から「好き」だと

反応するものがあったとしたら

そこには「十九歳的なもの」を

感じる確率がとても高いと

仮定ができるため

 

「そんな、年甲斐もない」

 

のフレーズで片づけて

スルーしてしまう恐れも

多分にあるのです。

 

これはとってももったいないですし

心の劣化にはずみをつけてしまいます。

 

なので、

本当に好きだな、と思ったことには

もっと素直に

向き合ってみてはいかがかと

僭越ながら述べさせていただきます。

 

音楽や、スキー。

演劇やダンス、登山、

あらゆるスポーツなどなど。

十九歳の頃楽しんでいたことは

大人になった今だって、

いや、今だからこそ、

自分のペースで楽しめると思うのです。

クリープハイプのライブで、もみくちゃになってわかったこと。

かくいう私も過日に

幕張メッセで行なわれたフェスに

行ってきました。

どうしてもクリープハイプが観たくて

しかも表情がわかる場所で観たくて

何時間も前から

前列で待機していました。

この感覚は、

まるで十九歳の頃のままでした。

 

そして周囲の10代、20代の

Boys&Girlsに

もみくちゃにされながら

クリープの音を全身で浴びました。

確実に最高齢ではありましたが

後ろでおとなしく観ているのは

どうしても嫌だったので。

 

まったく年甲斐ないことをしましたが

後に残るは、激しい心の揺れ具合と

たまらない達成感と満足感。

それは私を

生まれ変わらせてくれたというよりは

生き直させてくれた、という感じに

近いものがありました。

きっと私の中にある

いつも点火されたいものが

十分に刺激されたからだったのだと

わかったのです。

 

まあ、今の心が動く対象が

必ずしも「十九歳発」で

あるというものでもないのかも

知れませんが

心がキャッチしたものには

世間体や常識などというもので

ジャッジせず

ひらりと飛び乗ってしまうと

本当に面白いことが

待っていると思います。

楽しんだもの勝ち!

 

また明日(^。^)

xxx