物事が行き詰って、もうどうしたらよいか

わからなくなってしまうことって

あるものですよね。

そんなときに、明るく前向きな気持ちで

現状を打破せよと言われても

それはもれなく無理な話です。

何故なら、そのつらさに耐えるだけで

精一杯なのですからね。

 

そんなとき、つい行なってしまいがちなのは

何とか改善策を見出そうと、

必死になってしまうことではないでしょうか。

書物の中にヒントを見つけようと

Amazonを検索しまくってみたり

役立ちそうなセミナーを探してみたりなど。

ですが、それはほとんどの場合

徒労に終わることが多いようです。

そんなときに選んだものほど

何の役にも立たないものだったりするのです。

 

それはまったく致し方ない話なのですよね。

弱り切った心とからだでは

自分にとっての適切な打開策など

見つけることなどできないからです。

そんなふうに、気力や

生命力が激減してしまったときは

もう潔く、何もしないことが

私は一番だと思っています。

正確には、何もしないのではなく、

ただ、心とからだをオフモードにして

ひたすらに休息を与えること。

すなわち、眠ってしまうことが

何よりだと思うのです。

 

そもそも、心とからだに

エネルギーが満ちているなら

たとえつまづいてしまっても、

エイッと立ち上がることなどたやすいことですし

智恵もばんばん浮かんで来ます。

それが出来ないのはもう

絶対的に疲弊しきっているからでしょう。

ならば、寝ればよいのです!

 

さっぱりとシャワーを浴びて、

シャボンの香りに包まれて

洗いたてのパジャマを着たら

ベッドに飛び込みます。

朝であろうが

昼間であろうが関係ありません。

おそらく、こんこんと

眠り続けられることでしょう。

何故なら、あなたは本当に辛抱し

戦ってきたからです。

 

そして気のすむまで眠った後には

きっと新たなるエネルギーがわいているはずです。

あっけなく解決策が浮かんだり、

強気な気持ちが復活してきて、

笑いのひとつも出るかも知れません、

下手な考え休むに似たり。

果報は寝て待て。

まったくよく言ったものだと思います。

 

ああ、やってられない。

もう嫌だ!

そんな気分になったなら

迷わず寝てしまいましょう。

眠りは人を確実に再生させてくれる

妙なるものなのです。

また明日。