キレる行為は、神経を疲れさせ
肌も顔も醜くしてしまいます。
それは激高しているとき、
呼吸が浅く、早くなるため。
するとからだに酸素が足りなくなり
血液が体内の隅々までめぐらなくなるので
どんよりとした生気のない
顔つきになってしまうのです。
キレた後には、決まって
「どうしてあんなことでキレたんだろう」
と後悔するものですが
まさに人間はとるに足らないことで
キレるもの。
本当に憤りを覚えた場合は
キレたりはしません。
途端に冷静になり
どんな対応をするべきか
自然に思案をはじめるからです。
昨今、キレやすいと実感しているあなた。
その理由として、
欲求が満たされていないことがあります。
常に不満を抱えていると
ちょっとした腹立ちが
過剰な怒りにエスカレートしやすくなるのです。
しかし、キレた後に
気持ちがすっきりすることはあり得ません。
それどころか脳波が乱れて
不快極まりない状態になり
あろうことか自分で自分を
傷めつける結果となります。
また、怖いのは1度キレてしまうと
キレる行為がデフォルトになること。
すると、常に殺伐とした気持ちになり
すさんだ雰囲気を醸し出すようになります。
もちろん人間関係の悪化も避けられません。
そこで、自分の欲求が叶っていないことを
自覚したならば
通常の場合に比べて怒りやすくなっていることを
潔く認めましょう。
これだけでも、むやみにカッとなることは抑えられます。
加えて、欲求が満たされない原因も
明らかにさせてください。
がんばれば叶うのであれば努力しましょう。
また、キレそうになったときには
今ここで、本当に心の底からキレたいのかと
自分に問いかけてみてください。
往々にして、本当はキレたくないという
心の声が返って来ます。
となれば、迷わずその声に従います。
すると不思議に怒りは静まり
おかしなほどに安らかな気持ちが
戻ってくるものです。
そして、とっても効果的な方法に
大好きな人、大切な人の姿を
あなたの隣にイメージすることがあります。
血相を変えてキレている自分を
その人に見られると思えば
怒鳴る気分にはなれないでしょう。
また、あなたを怒らせた人にも
事情があることを察してください。
人をそれほどまでに
憤慨させてしまうその人の胸のうちには
何か悲しいものがあるのかも知れません。
そうした想像力を働かせることも
キレそうな心をなだめる大事な方法です。
また明日。