shigoto_woman_casual1さあ、やろう!

何かに取り組む前に

そんなふうに気合を入れることって

よくありますよね。

やる気の乱高下は、血糖値の乱高下同様、心とからだに負担がかかるもの!

もちろん、気合を入れることは

気持ちも引き締まっていいものです。

ですが、ここでどうしても

やる気を出そう、出そうと

したくなるものですが

ちょっと踏みとどまってみてはと思います。

 

当たり前の話ですが

万物は、上がれば下がります。

上がりっぱなしでいられるものなど

この世にはありません。

ということは、やる気を上げようとして

上げられたとしても

その後には必ず下がるときが

やってくるのです。

 

ならば、また上げればいいと

思うものですが

実はこれが、とっても心にとって

よろしくない行動なのです。

自然に下がってきたものを

また意識的に上げようとするとき

心にはとっても負担がかかるからです。

 

そして負担がかかった状態で

上がったやる気がまた下がるとき

心のエネルギーは確実に

すり減ってしまうもの。

 

「ああ、やる気が出ない!」

といったお嘆きモードに入るのは

まさにやる気を意識的に

上げ下げしてしまったせい。

血糖値を急激に上げるのは

よろしくないと言われますが

それは上がった血糖値を

からだが必死に下げようとすることで

肥満のもと、インスリンなるものが

分泌されてしまうからです。

やる気もまったく同じこと!

一気に上げてしまえば

下がった後に

必ず重たい気分になってしまうのです。

やるべきことには、力まずに! 当然のように淡々と、粛々と向き合っていきましょう。

ですので、物事にあたるときは

力まず、フラットな気持ちで

向かい合うのが理想的。

たとえば、誰も

歯みがきをするのに

やる気を出したりしませんよね。

それゆえ、歯みがきは

当然のことのように続いている、という

部分もあるのではないでしょうか。

 

やるべきことに対しても

こんなふうに淡々と、粛々と

行なっていけば

やる気の乱高下が起きないために

ずっと一定の気力が続くもの。

 

とっても真面目で

何事にも一生懸命に

取り組みがちな方ほど

思い切ってやる気を出さないことに

トライしてみてはいかがでしょうか。

 

また明日。