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ストレスがたまったら

飲み会やカラオケで

発散する方は多そうですね。

ストレスがあるときに、にぎやかな場所に行くのははかえって逆効果になります!

ところがその帰り道、

楽しく過ごしたはずなのに

何故か空しくなって

かえって落ち込んで

しまったことはないでしょうか。

 

実は、にぎやかな時間のなかで

楽しく過ごしても

さしてストレスは消えないのです。

一瞬イライラや、もやもやした気持ちを

忘れたように思えても

それはストレスから

目をそらしただけのことに

過ぎないからです。

 

本来ストレスは

自分の心をじっくりと眺めて

その苦しみを受け入れて

消化しなくては

解消出来ないものなのです。

 

時には、静かな場所に

身を置いて

心も静かに過ごしてみませんか。

お寺の澄んだプラーナ(気)の中で、自分をゆっくりと見つめる時間を!

そんな時間を過ごすのに

おすすめなのが

お寺での坐禅会です。

これこそ、日頃の喧騒から離れて

自分自身の内面に

目を向けられる絶好の機会です。

 

お寺という聖なるスポットで

ただ座り続けていると

自分の心に存在していたものの

意外さに驚くことも

あるかも知れません。

それは、心地よい緊張感と静寂が

心の表面を覆い隠していた

垢を落として

隠れていた本当の思いに

気づかせてくれるからです。

 

普通なら、そんな思いに

気づいてしまうと

動揺するところですが

お寺では不思議と

心静かに受け止められます。

これはお寺には

美しいプラーナ(気)が

流れているためです。

お寺に一歩足を踏み入れた途端

それまで波立っていた心が

急に静まった経験はないでしょうか。

 

お寺はすべての人を

迎え入れてくれる懐の深さと

邪悪なものを寄せ付けない

凛とした気高さが

絶妙のバランスで共存している場所です。

このバランスこそ

訪れる人の心に平安を

もたらせてくれるありがたきものです。

 

苦しいときでも、そうでないときでも

坐禅を組みに出掛けてはいかがですか。

はじめてでも、聖僧様の指導があるので

心配はありません。

必要なのは

会に参加させていただくことへの感謝と

その場に集った方々への尊敬の念です。

これを忘れなければ

自然と作法は守れます。

ちなみに、フレグランスの使用は

避けてください。

私語や柔軟体操といった

静けさを破るような行動も当然厳禁です。

 

また、坐禅会と聞いて思い浮かぶのは

「警策」です。

坐禅中に姿勢が乱れたり

集中力が途切れたりしたときに

聖僧様より打っていただいて

緊張感を取り戻すことですが

自分から進んで受けることも出来ます。

バシンと思いのほか

大きな音が出ますが

驚きよりも、身が引き締まるほうが勝ち

心がしーんと静まっていきます。

打たれたところが

じわっと温かくなっているのに

気づくときには

清々しい気分に満たされていることでしょう。

 

また明日。