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「養生してくださいね」という言葉は

体調を崩した方に向けて

よくかけられるものです。

どんなときでも「養生」を心がけていたいもの。無理をしがちな現代人は特にです。

「養生」とは

健康の増進をはかるという意味です。

ですから本来、すべての人が

日々養生を心がけることが

あるべきかたちです。

 

ところが、絶好調に忙しく

さらに体調もよいとなれば

人は当然のように無理をしてしまうもの。

まだまだ大丈夫と過信して

不調なときには絶対にしないような

激務を自分にさせたりするのです。

 

すると必ずしっぺ返しがきて

数日後には何らかの異変に

苦しむことになったりします。

ですから何かをがんばるときでも

そこで自身のキャパを超えるような

がんばり方はやめるべしなのです。

 

世の中のスピードも

年々上がっている今だからこそ

全力を出し、上手に休むというバランスは

現代人にもっとも必要な

スキルだと言えるでしょう。

無理をさせない暮らし方には、ちょっとしたコツが! それは快適さと寄り添うことです。

そしてまた、日常の生活の中でも

私たちは養生を無視した暮らし方を

ついつい行なってしまいがちです。

 

たとえばファッションですが

季節感を先取りしたいがために

まだまだひんやりしているのに

気合で薄着をするなど、よろしくないことです。

 

また、少し気温が上がったからと

冷たい飲み物をたくさんとるのもNGです。

春先に真夏の感覚で

飲食してしまっては、胃腸だけでなく

冷えから全身のめぐりまで滞らせてしまいます。

 

日常の中での養生のコツは

快適さに自分を寄り添わせることです。

寒さや暑さをがまんしない、

疲れたら休む。

お腹を空かせ過ぎない。

うるさい音からは離れる、などなど

こころよい状態で過ごせるような

工夫や準備をすることも

立派な日々の養生術です。

 

大人になると残念ながら

心とからだの様子に無頓着では

健やかさを保つのは

むずかしくなります。

「からだに気をつけてね」という

やさしい言葉を聞き流さず

きちんと気を、意識を向けて

些細な異変も放っておかず

毎日の仕事としてでも

養生を続けていきたいものです。

 

また明日。

xxx