ちょっとしたことで
すぐに傷ついてしまう人って
少なくないようですね。
それは感受性が強いこと、
心が繊細であること、など
ポジティブな原因からきていたりも
するのですけれど
そのためにしょっちゅう
つらく苦しい思いをしていたら
心だってもたないですよね。
そこで、もっと鈍感になることを
覚えてみると
チクリと胸をさしてくる心ない言葉も
何となくスルーできたりするので
とってもよいのですが
いかんせん、心の感度というものは
そうは調整できないもの。
「そんなの、気にしなければいいのに」
とは、実によく言ってしまう
セリフですけれど
「気にしない」というのは
敏感な心の持ち主には、できっこありません。
熱いものにさわれば
キャッと言って手を引っ込めるように
気になることがあれば
心には容赦なくグサッとした衝撃が
たやすく突き刺さるものなのです。
そこで、感受性が豊かで
繊細なあなたに、試してみてほしいのは
からだも、頭も、そして心も
いつもやわらかくしていておくこと。
要らない力を抜き切って
ふわふわと無重力な感覚に
しておくことなのです。
こんな話を聞いたことがありませんか。
赤ちゃんや子どもは、たとえば
高いところから落ちたとしても
比較的、大事にならずにすむと。
これは、とっさの衝撃にも
身構えたり、抵抗したりしないため
からだへのダメージが最小限で
すむからだと言われています。
そのするどい感受性ゆえ
いつもバリアを張って
生きているような人は
そのバリアの硬度をあげるより
むしろそんなものは取りはらって
自分の心とからだをやわらかく
無抵抗にしてみると
いい結果がみられるはずです。
心ない言葉が飛んできたとき
かたいバリアで防ごうとしても
心に強い振動が伝わってしまいますが
やわやわ、ゆるゆるの心でいれば
その言葉も突き刺さることなく
やわらかな心の表面が、ふんわりと受けとめて
ぽーんと跳ね返してくれます。
まさに攻撃側としては
のれんに腕押し。
柳に風、といったこんな風情なら
張り合いもなくなるというものです。
まあるく、やわらかく、身構えず。
そんな在り方は
確実にあなたの心を守ります。
もうそんなにおびえたりしないで
のんきに、お気楽に
世の中に出ていってくださいね。
また明日。