「自分の事ばかりで情けなくなるよ」という
クリープハイプの尾崎世界観氏の
原案を元に作られた映画があるのですが
本当に人間って、自分のことばかり
考えて暮らしていると
元気というか、生気がなくなってしまうように
思えてなりません。
そこで、今日ご提案したいのは
ちょっと疲れてしまったとき、
何だか下を向いてしまうようなとき、
果たして自分の在り方は
利己的であったか、利他的であったか
振り返ってみてはどうかということなのです。
自分のことだけを考えてがんばっても
出せる力って、たかが知れているように思います。
何故なら、うれしくなるのは自分だけなんですから。
ですが、そこで、誰かのために、
誰かのよろこぶ顔のために精進してみると
エネルギーは驚くくらい倍増します。
これは、相手の役に立ちたいという思いが
心から余計な雑念を消し
愛情というピュアなエネルギーを生み出し
さらにはリラックスまでももたらすからと
聞いたことがあります。
実にその通りだと思います。
考えてみれば、本当に怖かったり
ものすごい緊張を強いられるような
場面に立たされたときに
自分のことだけ考えていたら
心は尋常じゃないストレスに
簡単に潰されてしまいそうです。
こんなときこそ、誰かのために、の思いを
呼び起こしてみると
奮い立つような力が湧いて来るのは
人間って、やはり人と人の間で
生きるものだからなのでしょう。
もちろん、過ぎたるは及ばざるが如しで
行き過ぎて自分をないがしろにしたり
犠牲をはらってしまってはよくないですが
この、相手を思うときの
何とも言えなくあたたかくなるような気持ちは
日常の中で、もっとたくさん
味わっていきたいものです。
また明日。