メリークリスマス! です。

(だから何なの、と言いたいあなた。

私も同じです)

 

さて、今年も着々と終わりに

近づいておりますが

来年こそは何か、本当にやりたいことや

生きがいになることを

見つけたいとお考えのあなたに

今日は少し、ヒントになればと思うことを

お伝えしたいと思います。

 

ちなみに、この一冊。

1984年に山川健一氏が上梓したエッセイ集です。

(恐ろしいほどの名作であります)

この本には、書評や

アルバム、アーティスト評などが

掲載されているのですが

その中で、ひとつシェアしたいのが

「人は十九歳の時に

そのピークに達するのだ」

というフレーズです。

もちろん仕事や

経済面に関する話ではなく

内面、メンタル面についてのことです。

 

少々断言し過ぎているという

きらいもある表現ですが

確かに10代という多感な時期に

見て、観て、

聞いて、聴いて、

触れて関わったものから

触発されたエネルギーというのは

ものすごい爆発力を持っています。

ゆえに、自身の好みやセンスといった

感覚的なもののベースは

あらかたその時期にほぼ完成すると

言っても過言ではないのかなと

大人になった今、実感しています。

 

そこで今、ご提案したいのは

やりたいことや生きがいといったものが

探しても探しても見つからないなら

探すのをやめてみてはということです。

探すのをやめたとき

見つかることもよくある話ですよね。

歌の文句じゃありませんけど。

 

というのは、探しても見つからないのは

すでにもう、あなたの中に

それはあるからなのです。

十九歳前後のときに、好きだったこと、

夢中だったことってありませんか?

やはりそれこそが

何年経っても、自分にとって

一番しっくりなじんで

自然に行ないたくなるものなのです。

そのものズバリでなくても

その好きだったことに

関連していることもそうです。

きっと今、何かを探している背景には

以前に色々とトライもされたでしょう。

でも、それが続かずに

興味が持ち切れずに

現在に至っているのではないでしょうか。

 

十九歳のときに情熱を傾けていた

そのものからかけ離れたことは

結局自分の心が望むものと

ぴったり合わずじまいに終わるようです。

あれこれ足を棒にして

探し回るのも悪くはありませんが

ぜひ、十九歳だった

あの日の自分にアクセスしてみては

いかがでしょうか。

きっと今でも胸が熱くなるような

これからずっと突き詰めていきたい

ライフワークに出会える確率

90%以上だと思います。

 

素敵なクリスマスを。

また明日。