感情の解放区を確保して、大人を休む習慣を。

「つまらない大人にはなりたくない」

そう歌ったのは佐野元春氏ですが、

大人になった今、

果たして自分はつまらないのか、つまる(笑）のか。

 

時折そう、自分を見なおしてみることがあります。

 

多分、つまらない大人というのは、

心の温度と湿度が下がってしまった人を

いうのではないでしょうか。

 

心が冷えて、乾ききってしまって、

物事に情熱を感じられず

いつの間にか心の底から

感動することを忘れてしまった。

そんな状態におちいってしまうことは

大人として生きていれば

避けられないように思います。

 

日々わたしたちには

「ときめかない現実」というものが

次から次へとやってきますが

これから降りてしまっては

生きていくことはできません。

ここを降りないからこそ、

大人でいられます。

 

ただ、時にはこの分別を

きっぱりと休んでみないと

心の機能はいつまでたっても

回復しないと思います。

 

その休み方ですが

一番よいのは、何といっても

感情が思い切りはじけるもの。

それに触れることに尽きます。

 

音楽でも映画でも、

アイドルでも美術でも、

文学でもスポーツでも、

心がわなわなと震えてくるような

日常の生活では味わえない感動を

自分からつかみに行くこと。

 

それがもっとも、

心を子どもに返してくれるようです。

 

もしも今、

そうしたものが見つからないなら

10代の頃に大好きだったものに

もう一度触れてみるというのも

効果絶大です。

 

最高に感受性が豊かであった頃に

好きだったものは、

確実に冷めて乾いた心に効くはず。

 

その、ちょっとこそばゆいような

あの頃の熱かった思いが

戻ってくるのを実感すると

途端に心はみずみずしくなるでしょう。

 

感情を思い切り解放する対象は

ひとつでも多いほど

これからの人生は、

とっても生きやすくなると思います。

 

常に温度と湿度を失わない心を

保っていれば

どんなにしんどい出来事があっても

それを吹き飛ばし、越えていく

エネルギーも日々、増えていくからです。

 

昨夜の日比谷野外音楽堂。

sionのライブには、大人を休み、子どものように

感情を解放する人々であふれていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また明日(^・^)

xxx

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