夏はイベントごとも多く
楽しい予定に心はずむ季節!
の、はずなのに
何故か気持ちが上がらない方が
増えています。
夏は一番、食生活がおろそかになりがちな季節です。それはあの美味しい、そうめんや冷麦のせい!
やる気も出ず、何もかも面倒。
ちょっと物事が
うまくいかなかっただけなのに
この世の終わりのようにまで
悲観的になってしまう。
夏がくるとそんな症状に見舞われる方は
あれこれ原因を探るより
まず食生活を見直すほうが早いです。
食べたものを書き出してみると
おそらく炭水化物中心で
その他の栄養素が欠けていることでしょう。
これは、1年のうちで
夏がもっとも食生活がおろそかに
なってしまうからです。
大体、暑いので
料理へのモチベーションも下がりますし
何といっても私たち日本人には
そうめんや冷麦といった
暑いときの救世主的食材があります。
「暑いし、面倒だし
ま、そうめんでも!」
そう決めると、実に
気が軽くなりますね。
夏に起こる、うつ傾向は
とり過ぎた糖質を代謝するために
ただでさえ不足気味な
脳を元気にしてくれる
ビタミンB群が過剰に
消費されてしまうからです。
冷たいものばかり食べていれば、気力もわかなくなって当たり前。熱々のメニューで気合をいれましょう。
また、栄養面のことだけでなく
料理の温度にも問題があります。
暑いときには
そうめんなどの冷やし麺のほかにも
サラダやマリネなど
冷たい料理が美味しいものです。
ですが、毎日毎日冷たいものばかりを
口にしていると
からだはもちろん、
心の熱までも
奪われていくように思います。
心が冷えてしまえば
物事に対しても積極的な考え方が
できなくなって当たり前。
松岡修造氏とまではいかなくても
体温ならぬ、心の温度は
高めに保っておかないと
暮らしの質は急低下するのです。
なので、どんなに
冷たい料理が食べたくても
そこに1品、熱々のスープや味噌汁を
添えていただきましょう。
ガッツがあるなら冷房を切って、
キムチ鍋でも!
大汗をかくうちに、心にも熱がたまって
弱気の虫も逃げ出していきます。
それが無理でも
夏野菜をたっぷり入れたスープを
ふーふーしながらいただくと
理屈抜きで、お腹の底から
気力がよみがえってくるのは事実です。
極端に言えば
どうしても疲れて
コンビニのサラダとサンドイッチで
すませたいときでも
そこにインスタントのスープがあるだけで
断然その1食はパワフルになるのです!
思えば遠い昔に
夏がくるたびにおばあちゃまから
「暑いときには熱いものを!」と
言われていたものでした。
まったくおっしゃる通りです。
この夏、あえて1日1度は
熱いものを口にする
習慣をもってください。
何やら、今夏は史上最高の暑さになると
NASAの気象学者が言っていたそうですが
熱々の、やけどしそうな1品があれば
きっときっと華麗に乗りきれるはずです。
(あっ、カレーもよいですね!)
また明日。