何の予告もなく、突然にふりかかる災難。

決定的にうちのめされてしまう出来事。

そんなものに出くわしたときには、

正常な精神状態を保つことも難しい、

言い尽くせない悲しみ、痛み、苦しみがあります。

 

PTSD(心的外傷後ストレス障害)という言葉も

すっかり浸透したほど、複雑に入り組んでしまった世の中と

人間関係のなかで生きる私たちは、

いつでも致命的な傷を負ってしまう可能性を持っています。

本当に悲しいことなのですが。

 

そして不幸にして傷を負った後、人はふた手に分かれます。

いつまでも傷をひきずり、痛みを手放すことなく生きていく人と、

傷に真っ向から立ち向かい、全力で回復に努める人に。

 

前者を責めるつもりは微塵もありません。

何故なら、人の心には、体力ならぬ「心力」があり、

その力の強さによって、傷への対処の仕方も変わってくるからです。

 

しかし、ここで心の力を振り絞り、立ち直ろうとする人は

とても美しく思います。

何故なら、それは何よりも自分を愛おしみ、尊重している姿だからです。

深く傷ついた心のなかを見つめて、それを受け入れ、消化し、浄化する。

大変なエネルギーのいる作業です。

本当なら逃げたいし、場合によっては

ただ泣き暮らし、鬱病状態寸前となって

うずくまっているほうが楽だったりもするでしょう。

 

ですが、ここで勇気を出して正気に戻ってみると、

大切な自分がいつまでも心から笑えないなんて、

この悲しみから抜け出せないなんて、

理不尽過ぎることに気がつくのではないでしょうか。

そして、それに気づいた途端、

ちょっと自分に腹が立ったりしたら痛快で、最高です!

「めそめそしてばかりで、

いつまでそんなに大切な自分をないがしろにするの?!」なんて。

 

要は、転んでもただで起きなければよいのです。

何かをつかんで立ち上がれば、

転んだことも決して無駄にはなりません。

どんな手ひどいアクシデントにも、

必ず自分にとって必要なメッセージが隠れているのは本当。

ですから、ひとしきり泣いたら、

急いでそのメッセージを探しに行くのです。

 

悲しみ、痛みを経由しなければ心底理解が出来ないほどの、

複雑かつ重要な、将来からの伝言とも言えるかも知れません。

心して、受けとってみたいと思います。

それは何より、自分のステージを上げる、絶好のチャンスなのですから。

 

自分に起こったことなら、アクシデントさえも愛せる。

そう言い切れるプライドがあったなら、

きっと一生凛とした美しさが約束されるでしょう。

決して傷を傷のままで終わらせない心意気は、

醜さなど絶対に寄せつけないのです。

ダメージを自分の意志と知恵で跡形もなく消せたとき、

これまで積み重ねてきた美しさに、さらにしっかりした芯が通るのです。

それはもう超美容の域!

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また明日(^・^)

xxx

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