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まるで体重を測るかのように

時々、「心の重さ」を

確かめてみることがあります。

からだも、心も、軽いほうがいい! 「おもり」がついた状態は、とっても心地がよくないのです。

今の自分の心には

どれだけのものが存在しているか。

それがポジティブなものばかりなら

重量感はありませんが

ネガティブなものであれば

なかなかずっしりと、負担に感じるものです。

 

ネガティブな考え方が

よくないと言われるのは

前向きな行動ができないことにあると

よく言われますが

そうしたこと以前に

こころよくない、苦しいといった

不快感があることのほうが

問題だと思います。

人間、不快感を抱えたままでいるほど

心身に悪いことはないからです。

何故心が重くなってしまうのか? それは、「繊細」なことにあるのです。

では、何故心に余計な「おもり」が

ついてしまうのでしょうか。

それは、様々なものを取り込んで

しまうことにあると思います。

たとえば、誰かの発した言葉の

ちょっとした冷ややかさに反応してしまい

それがずっと心にひっかかったままで

「おもり」となって残るといったふうに。

 

また、

ああ、あの人は何であんな言い方をしたのか。

あの言い方はとってもつらく感じてしまう。

そういつまでも思い続けていれば

その「おもり」にはさらなる重力が加わります。

よって、ますます心の具合は

よろしくなくなってしまうのです。

 

しかし、一方で

同じ言葉を聞いたとしても

まったく意に介することもなく

「晩ごはんは何を食べようか」

などどケロリとしている人もいます。

 

この違いはどこにあるかと言えば

心の繊細さ加減。

その差にあるのだと思います。

繊細なゆえに

ずっしりと抱え込んでしまうのです。

繊細なことは

もちろん悪いわけはありませんが

もしもこうして自分を苦しめる

結果を招くことがあるなら

どうでしょう?

時に、鈍感になってみるのを

試してみてもいいのではないでしょうか。

すっきりと明るく暮らし、生きるためには、ちょっとの訓練も必要なのです。

太ってしまったら

体重を減らそうと気をつけるように

心の重量管理もぜひ行ないたいものです。

それには、からだのために

エクササイズをするように

心のメンテナンスとして

ちょっとした訓練も

必要になってくるでしょう。

 

それは、前にも述べましたが

あえて鈍感になること。

心の荷になるようなことは

気づいてしまっていても

大らかに、大胆に

スルーを決め込んでしまうことです。

 

いちいち心の中に迎え入れず

心の環境を悪くするものなら

ピシャリと心の窓を閉めて

侵入させない。

そんな訓練を少しずつでも

行なっていくのがよいと思います。

 

そのコツは、持ち前の繊細さを活用し

「あっ、これは心にとって

余計なことだ」

と察知したなら

すかさずシャットアウトする

癖をつけてしまうことです。

 

ダイエット中には間違っても

こってりしたラーメンは食べないように

心にとって負担になるものを

上手に避けていくようにしていけば

やがて心もミニマムに!

いつの間にか腸内環境ならぬ

心内環境も良好となって

快適に生きていくことができるでしょう。

 

また明日。

xxx