N112_headphone_TP_V1[1]

特別何かがあったわけでもないのに

何故かイライラしたり

がんばりがきかないことって

ありますよね。

その原因をさぐっていくと

やはり思い浮かぶのは食べることや

睡眠、運動のことです。

これらはダイレクトに

心身に響いてくるものですから。

 

ですが、それだけでなく

「聴く」ことも軽視できません。

耳に入ってくるものも

食べるものと同じくらい

心とからだの調子に影響してくるのです。

 

街を歩いていると、ときどき無性に

疲れることはないでしょうか。

その原因は、音楽だと思います。

「音」にやられてしまっているのです。

色々なお店から、のべつまくなし

流れてくるBGM。

うるさいと感じることもありますよね。

今はこんな音楽を聞きたいわけではない。

しかし無理矢理に聞かされてしまっている。

そんな状態の中にいれば

神経が弱っても無理もありません。

聞くものも、食べるものと同じです。

自分のそのときの気分と体調に

合ったものを聞くことが癒しになります。

どんなにクオリティの高い音楽でも

聞きたくないものなら

ストレスにしかなりません。

 

聴覚が神経に与える影響は

思いのほか大きいのです。

こころよい、と思うものを聴くと

天にものぼるような気分になりますが

嫌な音を聞けば

気持ちは一気に下がるのです。

 

同じことは、家で見るテレビにも言えます。

特に見たくもないのに

BGVとして流し見するのも一因です。

それはやはり、自分が選択していないものを

見聞きするせいです。

見たいと思わないテレビのスイッチは切る。

そして本当に今、聞きたい音楽を聴く。

あるいは何も聴かずに

ひたすら静寂のなかに身を置いてみる。

そんなふうに、自分の気持ちに忠実に従えば

心はみるみる元気を取り戻すことでしょう。

 

どんな音楽を聴くかで、気分はとても変わります。

場合によっては、体調まで

左右されてしまうこともあるほどです。

そこでおすすめしたいのが

自分のテッパン的音楽を用意しておくことです。

どなたにも、疲れたときに食べる

レスキュー・フードがあると思います。

それと同じように、これを聴けば何とかなる。

そんな音楽をいくつかセレクトしておくと

とても安心できます。

 

肉体疲労時、精神疲労時。

ここ一番、がんばるとき。

とにかく、休息するとき。

それぞれの場面にぴったりな音楽を

備えておけば憂いなしです。

食べるものと同じくらい

聞くものにも気をつける。

ストレスフリーな毎日のために

耳への心遣いも忘れないでいてくださいね。

 

また明日。