仲のよい友達と集まって

おしゃべりする時間は

楽しいですね。

 

近況報告から「ここだけの話」まで

尽きないトークに

気がついたら何時間も経っていて

びっくりするものです。

ですが、解散してひとりになったとき

楽しかったはずの時間なのに

何故か帰り道に、空しさを感じてしまった、という

経験をお持ちの人はいませんか。

あんなにお腹が痛くなるほど笑ったのに

いったいどうしてなのでしょう。

 

それは、おそらく自分が発した言葉が

相手にきちんと

届いていなかったからです。

しっかりと相手の心に届くように

意識をして伝えなかったからなのです。

いわゆるマシンガントークは

その内容よりも

印象に残るのは話すテンポや表情、

キャッチーなキーワードばかり。

言葉を理解すると言うよりは

単に音声を聞いたというだけで

終わってしまうものです。

 

人間は、人と会話をするにあたって

自分の思いが伝わったと思えたり

また相手の言葉をきちんと受けとめて

そこに共感や意見が生まれたりしなければ

心が満たされることはないのです。

がやがやと、テンションの高い

言葉のボールが飛び交うばかりで

そのボールがどこへも着地することなく

ただ次から次へと転がっていくだけでは

空しくなるのも仕方のないこと。

大好きな友達と一緒に過ごしたという

満足感も得られないままに

その時間が終わってしまうからです。

 

そこでご提案です。

これからは、気軽な会話のときでも

相手の目を見て、その心に向けて

話すようにしてみませんか。

すると相手の反応も変わって来ます。

もっと心で話し合える会話が

出来るようになって来るのです。

 

もちろん、ときにはノリ一発が命の

にぎやかなトークもよいですが

こうして相手との間に

何かが生まれるような会話ができると

それは心が安らぎ

仲のよさもいっそう深まるものです。

そしてさらに、自分自身を表現することも

とっても上手になります。

ぜひあなたも、心へ届ける会話を

心掛けてみてくださいね。

 

また明日。