0i9a5443isumi_tp_v1あなたは「自撮り」をしますか?

するとしたら、いったい

どんなときにしますか。

気分が今ひとつのときの自撮りは避けよう! 後になってそのときの気持ちを思い出してしまうから。

よく見かけるのは、観光地や

トレンドのスポットで

背景を入れながら

パチリとしている様子。

これは自分がその場所に訪れた

記念として残したいという

目的からの撮影と言えましょう。

 

それももちろん結構なことなのですが

もしもそのときの気分が

今ひとつだったとしたらどうでしょう。

話題のスポットに

出掛けてみたまではよかったとしても

そこが思いのほかつまらなかったとしたら

その気持ちもろとも画像として

残ってしまいます。

 

また、後になってその写真を見返したとき

「ああ、ここに行ったとき

結構テンション下がったんだったっけ」

そんなふうに思い出してしまえば

大事な「今」の気分に水を差すことにも

なりかねません。

ですので、気分が今ひとつのときの

自撮りは避けるに越したことはありません。

とってもうれしいことがあったとき、その表情を記録しておかない手はありません!

その反対に、ぜひとも自撮りを

積極的にしておきたいのは

何と言っても最高に

うれしいことがあったときです。

 

夢のように美味しいものをいただいたとき。

友と気持ちが通じ合ったとき。

いい仕事をばっちりと決めたとき。

とにかく、ああ、うれしい! と

心が叫んでいるようなときには

ぜひとも撮っておくことを

心からおすすめします。

 

何故なら、それは後になって

とっても自分を励ましてくれる

1枚になるからです。

 

悲しいかな、人間には

バイオリズムというものがあり

24時間、365日、

いつでも絶好調というわけには

いかないものです。

もう2度と笑えないかも知れない、

などと悲劇のヒロインを

演じざるを得ない日だって

容赦なく訪れるものです。

 

そして、そんなときに

意外なまでに功を奏するのが

うれしいときに撮った

自分の写真です。

うれしさを隠しきれないその表情は

目がクイッと上がり

瞳もキラキラしているでしょう。

そのショットを眺めていると

不思議に勇気がわいてくるものです。

かつては、こんな表情で

カメラに収まることができたという

確固たる証拠は

きっとまたうれしいことに

めぐり会えるような

根拠のない自信を

連れてきてくれるのです。

 

それは、そのうれしそうな顔を

しているのが

ほかでもない、自分自身だからです。

こんなによろこんでいる

あの日の自分を見れば

否が応でも、再び浮上できることが

信じられるもの。

誰よりも近しい人の笑顔ほど

励まされるものはないからです。

 

なので私も、天井知らずのしあわせを

味わったときには

必ず1枚、撮っておくことにしています。

ときにはそれをSNSにアップするという

恥知らずな行動にでることもありますが。

(おもに、大好きなバンドの

ライブが終わった後の1枚です!)

 

しあわせな過去の自分は

いなくなることはありません。

ずっとずっと未来の自分を

支え、励ましてくれる存在で

在り続けてくれるのです。

 

また明日。