頭が痛ければ鎮痛剤を飲んで休み、
胃腸が弱っていれば消化のいいものを
食べたりするように
からだの不調に対しては
すぐに対処をするものです。
心の不調を放っておくと、心の性能は急低下する!
では、心の不調や
違和感に対してはどうでしょう?
悲しさ、切なさ、焦燥感、嫉妬。
絶望、憂鬱、
嘆き、無力感といった諸症状。
こんな心の痛み、
苦しみを覚えたとき、
あなたならどんな行動に出ますか?
とにかくヤケ食いに走って
忘れようとする方。
あるいは友と飲んで騒いで
まぎらわせるという方も
いらっしゃるでしょうか。
ただ、それでは
時間が解決してくれるのを
待つしかありません。
いつ解決するとも知れない
膨大な時間を
苦しみ続けて暮らすのは
心にとってよいことではありません。
からだの不調を放っておけば
大病につながります。
心の不調も同じことです。
心も痛みや苦しみを放っておくと
だんだんその性能は
低下してしまいます。
さらには基礎体力がなくなって
ちょっとしたことも
乗り越えられない
パワレスな心になってしまったり。
あるいは物事を
前向きに受け止められず
常にうがった見方を
するようになってしまうなど。
決定的なのは
感動や感激といった
至福の感情が
湧きにくくなることです。
これでは生きるよろこびを
味わう機会が
ぐっと減ってしまうのです。
心の痛み、苦しみに慣れてはいけない! 一刻も早く、すこやかさをとり戻しましょう!
そうなれば当然、
うれしいことに出会える
運からも見放されてしまいます。
運は、元気はつらつな心が大好きで
そんな心の持ち主を選んで
やってくるからです。
心が痛んだら
飲んで騒ぐなどの
その場しのぎの手当はせず
しっかり原因を究明して
その原因に合ったケアを
することです。
たとえば悲しさなら
悲しさから逃げずに
その理由をはっきりと
浮かび上がらせて、対面するのです。
そのうえで、今の自分に
できることは何でもやります。
どうにも対処法が
わからない場合は
信頼できる方に
相談するのもいいでしょう。
また、案外
本や映画のなかに
ヒントがあるかも知れません。
心の痛みや苦しみを
ウイルスととらえて
アクティブに、果敢に
立ち向かってください。
絶対にいけないのは
心の痛みや苦しみに
慣れてしまうことです。
心の痛み、苦しみは
異常事態だと認識して
すぐに対処することです。
あなた自身の心は、何より大事なもの。
いつも気づかってあげてください。
過保護くらいでちょうどいいのです。
また明日。