「でもでもだってちゃん」って

聞いたことがありますか?

これは、話の途中で頻繁に

「でも」と「だって」を繰り返す人のことです。

 

おそらくあなたも

何かを投げかけたりしたときに

「でも」と返されて

怒るほどではないけれど、どこかもやっとした

小さな抵抗を覚えたことがあるでしょう。

それは、この「でも」に

相手からのはっきりした否定を

感じるからです。

そしてこれが会話中に

たびたび繰り返されてくれば

だんだん疲れて来るのも致し方がないこと。

会話から得られる最高のよろこびは

共感ですが

それがまったく得られなければ

自分の言葉が宙ぶらりんになってしまったような

空しさを感じるからです。

 

ですから、やはり「でも」の2文字は

もう辞書から消してしまうこと。

自分の語彙から削除してしまうのが

大事な人と、よいコミュニケーションを

していくためには必要なことです。

そして何かのアドバイスをいただくときに

この「でも」は最大級の禁句です。

自分のために伝えられていることを

バシッと「でも」でさえぎるなど

あってはならないマナー違反と言えましょう。

 

では、「でも」を削除したなら

もっと素敵な言い換えをしていきませんか?

はじめにトライしたいのは

「でも」と言いたいところを

ぐっと抑える習慣をつけることです。

「そうね」「はい」などと

まずは肯定の言葉で、受け入れるのです。

どうしても異を唱えたいなら

肯定した後にするのがベストです。

そして、ここで気を付けたいのが

せっかく肯定した後に

また「でも」を使ってしまうこと。

これを避けるためには

「そうなのですけれど」の9文字が

大変有効です。

そうなのです、とさらに肯定したうえで

けれど、とやさしく違う意見を述べると

相手の言葉を大切に

受け止めているのが伝わって

印象はとてもよくなります。

 

本当に言葉とは自分自身です。

「でもでもだってちゃん」などと思われるのは

大人の女性にとってかなり痛いこと。

ですが、心がけ次第ですぐに改善出来る

問題でもあります。

そして、自分と席を同じくして

会話をしてくださっていることに

感謝の気持ちをちゃんと持てれば

「でも」だなんて

きっと申し訳なくて、吐けなくなるはずです。

 

また明日。