ぎょっとするデータがあります。
何と40代男女の5人に4人が
「ロコモティブシンドローム」の
予備軍だと言うのです!
人間、最後は足腰! 現段階では「部活をやっていない、ガリ勉の高校生」レベルの脚力でいましょう。
ロコモティブシンドロームとは
加齢や生活習慣による
運動器の衰えや障害によって
将来、要介護になるリスクが
高まる状態のことを言います。
この予防策を紹介した
中野ジェームズ修一先生の
「身体蘇生メソッド」。
(編集・執筆協力をさせていただきました)
寒い季節は運動量も減りますので
ロコモが加速するときです。
ダイエットのためにも
食や睡眠と同様のレベルで
運動も大事に考えたいもの。
「廃用性萎縮」という言葉がありますが
まさにからだもそうで
使わなければ使わないほど
その機能は退化していきます。
今はまだピンとこなくても
備えあれば憂いなし。
何でもいいので、からだを動かすことを
日常の習慣にしていきましょう。
いつか必ずやってくる老年期の幸福度は
足腰の強さで決まります。
自由に、どこへでも自分の力で
移動ができることは
人生を大変豊かにしてくれます。
そのとき杖を使わなくてもいいように
おしゃれな靴で颯爽と
街を闊歩できるように
せめて現段階では
「部活をやっていない、がり勉の高校生」
程度の体力、脚力は
ものにしておきましょう!
基本は、こまめに動くこと!! 家の中を全力疾走?!
そこでジムなどに通うのも
悪くはないのですが
運動に対して
どこかに出向いて行なうことや
週に何回か行なう、特別なものという
イメージを持ってしまっては
よろしくないと思います。
前述の通り、食事は毎日いただきますし
睡眠もとらない日はありません。
運動することもそんな感覚にまで
持っていってしまいたいものです。
そこで、詳細はこの本を
お読みいただくとして
その他に、無理なく取り入れられて
効果もばっちりという
「日常的なさもない運動」を
いくつかご提案したいと思います。
1 部屋の移動は早足で。小走りならなおよし!
何かを取りに行ったり
トイレや洗面所に行ったりと
部屋のなかを動く際には
さっと早足で移動します。
小走りなら(音を立てずに)なおいいです。
ウォーキングに行く時間がなくても
これで運動量は確実に稼げます。
さらにきびきびと動くことは
それだけ筋肉や骨に負荷がかかるので
これが毎日の習慣になれば
チリも積もれば山となるのごとくです。
2 ものを拾うときは、ひざをなるべく曲げないで。
落ちているものを拾う動作は
日常で割と多くあるものですが
このときに、なるべくひざを曲げないで
拾うようにすると
自然なストレッチ効果が得られます。
無理のない程度に心がけると
いつの間にか
からだもやわらかくなるので
ケガもしにくくなります。
3 空腹を感じたら、とにかく動く!
過去記事に、空腹時は絶好の
脂肪燃焼チャンスという話を書きました。
小腹が空いたら、何かをつまむより
立ち上がってストレッチ!
そんな習慣が、強くしなやかなからだを
作ってくれます。
ちなみにご自身のロコモ度を
簡単にチェックしてみるとしたら
現段階で
好きなミュージシャンのライブに行くとして
自分は2時間立ちっぱなしでいられるか?
そう自分に訊いてみてください。
「ちょっと無理かも」
という答えが返ってきたなら
黄色の点滅です!
今から鍛え直せば、全然大丈夫。
こまめな運動マニアになって
一生スタスタ軽やかに
行きたい場所に飛んでいける人でいたいですね。
また明日。
xxx