saya0I9A4209072170656_TP_V[1]過日に、とある中学校で

「やばい」使用禁止令が出たことに

ネットで賛否両論が巻き起こりました。

遅ればせながら、大賛成を表明します! 特に大人の女性とっては、美醜の問題にもなります。

「やばい禁止令でた学校まじやばそう」

こんなお若い方のツイートは

思わず笑ってしまえる

ゆかいなものですが

この「『やばい』禁止令」。

もろ手を上げて賛成しています。

 

まあ、お若い方の間では

すべてを「やばい」で片づけることが

コミュニケーションの一環として

成り立っている部分もあり

また、それがお若い世代の

言葉のおしゃれ的なところも

あるのでしょう。

 

ですが、若いうちから

この便利な「やばい」という言葉を

多岐にわたる言い方で

表現することは、練習しておくに

越したことはありません。

それは高校や大学受験のときや

バイトの面接といった場面でも

必ず功を奏するからです。

 

そして言うまでもなく

大人の女性にとっては

絶対に必要なことです。

いつぞや、驚いてしまったのですが

小洒落たカフェで、PTAの帰りといった

匂いを漂わせている女性たちが

「あの先生はやばい」

「あの子はやばい」と、

まさに「やばい」の

大合唱をしていたのです。

 

まさか「やばい」と発言したことで

若さをアピールしているわけでは

ないと思いましたが

とってもいただけない光景でした。

 

何故、大人の女性が

「やばい」というのが

よろしくないかと言えば

それは自分の気持ちを

言葉に変えることを

サボってしまっているからです。

今言いたいことを

一番的確な言葉で言うことは

誠意でもあり、礼儀でもあります。

そうした大事なことを

蹴飛ばすかのように

「やばい」と

言い放つのはいかがなものでしょう。

一瞬でその人のオーラは

翳り、曇って

見る影もなくなってしまいます。

 

また、ていねいに、しっかりと

言葉を選ぶと

脳はフル回転します。

そのときには脳が大変なカロリーを

消費しています。

少なくとも「やばい」をやめて

もっと正しい言い方を選ぶようにすれば

それだけで1日に、少なくとも

ショートケーキ1個分のカロリーくらいは

消費されるはず。

太っている余裕も

見事になくなってしまうのです!

「やばい」同様、避けたいのが「すみません」。汎用性の高い言葉は使わないと決めてみませんか?

そして、極力避けたい

もうひとつの言葉に

「すみません」があります。

 

これはコミュニケーションを

はかるうえで、とっても便利なフレーズ。

お礼にも、謝罪にも

あえて失礼をしてしまうときにも

八面六臂の活躍をするので

1日1度は使ってしまうという人も

きっといると思います。

 

しかし、このフレーズを使うのも

言ってみれば言葉の怠慢。

「ありがとう」「うれしいです」

「感謝しています」「恐縮です」

「ごめんなさい」「申し訳ありません」

「お許しください」「反省しています」

まだまだ無限に

「すみません」がカバーする表現はあります。

 

ですから、極力「すみません」で済まさず

そのときに一番ふさわしい表現を

口にしたいものです。

 

また、「すみません」を

「すいません」と言うのは

日本語として間違いではありませんが

さらに言葉の怠慢です。

「すみません」とは

そもそも「済まない」ことを

言っているのですから。

 

もちろん、話し言葉の際には

発音もしやすいので

「すいません」と言っても

よいとされているようですが

(『洗濯機』を「せんたっき」と

発音してしまうように)

メールなどの書き言葉で

「すいません」とするのは

大人の女性としては

避けたいものです。

 

何にせよ、合理化、簡略化が

よいとされている昨今ですが

話し言葉くらい、もう少し

ゆったり、ていねいにいきたいと

思う今日この頃です。

 

また明日。