人間には周期的に
物事がうまくいかなくなる時期が
存在するようです。
あわてる、焦る、嘆く、全部ダメ! そんなときこそ「これでいいのだ」のフレーズを。
それまで順調に進んでいたことが
突如として行き詰ってしまうと
ショックを受けるものです。
そしてそれから
心に生まれ出すのは
大体、あわてる気持ちや
焦り、嘆きといったものです。
そして落ち込んで
まったく動けなくなってしまうか
あるいは現状を打破しようと
向こう見ずなまでに
活動しはじめるか。
大抵人は、このふた手に分かれるようです。
いずれの行動も
共通しているのは
心がとても苦しいことです。
苦しいがゆえに、どうにかしようと
ただじっとして耐えていたり
反対に走り出しているのです。
ゆえに、どちらも
よろしくないやり方です。
落ち込んで動けないのはもちろん
一見ポジティブな行動に思える
現状打破に向かうことも
自分に対して大変な無理を
強いているからです。
では、どうしてそのような無理を
してしまうのかと言えば
それは、今起きていることが
大いなる間違いだと
思っているからです。
人生の流れを疑っているために
不自然な行動に出てしまうのです。
そもそも、今起きていることは
しかるべき現象というだけで
それ以上でも以下でもないのです。
なので、どんなことが起ころうと
それは起きたまでのこと。
また、それがもっとも自然で
今の自分にとってよい流れでもあります。
ですから、うまくいかないときに
となえる魔法の言葉は
「これでいいのだ」一択です。
どうであっても、これでいい。
そう理解できれば
不自然な行動になど
出る気も起きないというものです。
どんなときも、自分の人生を信じて、疑わない! それがゆかいに、明るく生きるコツです。
とは言え、たとえば
どうにもならない決定的な
悲しみを味わっているときには
どうしても
「この流れが自分にとって
最善のこと」とは
思えないでしょうけれど
この事実をわかっておくだけで
その後の心の回復は
格段に違ってくるはずです。
そしてまた、どんなときも
今の現状を疑わず
これでいいのだと信じる思いは
人生の流れをよりスムーズにさせます。
ここで、こんなはずではないと
現状を責めたり
否定したりすることは
人生における自然な
よりよいはずの流れをせき止めて
よりよい道へ向かうことを
遅くさせてしまいます。
なので、あわてず騒がず
よいときも、そうでないときも
これでいい、これでいいのだという
マインドで過ごすことが
こころよい、ゆかいな日々を
送るためのベースです。
そんなふうに丸ごと
自分の人生を認められたなら
今のうまくいっていないことも
そのうちどうにかなっていくものです。
また明日。