あなたは、もしも大切な友達から

お金を貸してと言われたとしたら

いったいどうしますか?

 

これはシリアスな問題ですよね。

何故か。

大切な友のピンチだからです。

ですが、そのピンチを救いたい反面

提示された金額に、戸惑いの気持ちを

覚えたとしたら

答えは一択。

きっぱりとお断りするしかないのだと

言うことなのです。

 

それは、はるか昔から

金銭の貸借というのは

大変に人間関係を

揺るがすものであるという

定説にあります。

だからこそ、友との関係に

変化が起きるのが不安で

どうしたらいいのかが

わからなくなってしまうのですね。

 

ですが、そんなときこそ

超リアルに考えてみてはいかがでしょう。

そもそも、大切な友に対して

金銭面はもちろん、メンタルにまで

負担をかけるようなことを

あなたはしたいと思いますか?

絶対にしたくないですよね。

 

では何ゆえ、大切な友は

あなたに借金を申し込んだのでしょう。

その答えは、ただひとつなんです。

その友は、あなたのことを

実は大切には思っていなかったんですね。

少なくとも、お金のことで

困りはじめてからは

あなたを大事な友と認識することを

やめてしまったんです。

非常に残念なことではありますが。

 

そもそも、大人にとって

自分の経済の中ではやりくりできないほどの

出費が必要なことって

そうはあるものではないんです。

しっかりと生活を営んでいるなら

それに見合った貯蓄はあるものですから。

これが行なえていない以上

その人をひとりの大人として

信じることは出来ません。

 

また、よんどころない理由があるなら

しかるべき機関が合法的な金利で

必ず貸してくれます。

ですからあなたに頼んで来ることなど

本来、あり得ないことなのです。

 

大切に思っていた友は

実は自分を大切に思っていなかった。

これは大変にショックなことです。

でも、そこでいたずらに傷つかないでください。

人間は、変貌していくものです。

一生の友、などということは

まったくもってただのファンタジー。

それを具現化するには

お互いがお互いに

ふさわしい人でありたいという

願いからの自己研鑽がなければ

絶対に叶わないことなのです。

 

そしてその自己研鑽が行なわれていたなら

友を戸惑わせる借金の理由が出来る

要素すら起こり得ないもの。

いいんです。

袂を分かつときが来ただけなのです。

それは健全なる人間関係の代謝。

どうか気に病まずに

この先に待っている

素晴らしい出会いに心を馳せていてくださいね。

 

また明日。