まったく早いもので
もう今年最後の日が来てしまいました。
今年は特別に
月日の流れ方がマッハだと思うのは
私だけでしょうか。
一説によると
時の流れが速く感じるのは
一種の加齢現象で
たとえば4才の子の人生の長さを
1/4と考えれば
40才の人間にとって
1年の長さは実に1/40。
早くも感じてもおかしくないと
いうわけです。
ですが、そんな説より何より
この1年を速く感じた人というのは
毎日を懸命に、充実の気分で
過ごされてきたからと
私は思っています。
何故なら、退屈な時間は
やたら長く感じるものですから。
さて、前置きが長くなりましたが
この1年の最終日に
今、とっても思っていることは
来年をさらに満ち足りた思いで
生きていくことです。
そのために、最強の方法を
たった今、思いついたので
聞いてください。
それは、とってもシンプルな話。
みんな大好き、
スペシャル感たっぷりの「非日常」より
当たり前のようにやってくる「日常」こそを
大事に、大切に過ごしていくということです。
確かに、日常には起こりえない
非日常から受けるときめきや驚き、よろこびは
たまらないものがあります。
ですがそれは、人生の核を
構築するものではありません。
どんなに心の奥深くに残り得るものであっても
それはあくまでも「おまけ」的なもの。
自分自身の人生を染め上げ
作り上げていくのは
まごうかたなき、何でもないような
日々の繰り返し。
それこそが人生のベースなのです。
なので、これを軽んじていては
どんなに素晴らしい非日常があったとしても
手ごたえを感じながら
毎日を生きていくことは不可能なのです。
そこで、日常こそ、自分の人生の
晴れ舞台と考えてみてはいかがでしょうか。
寝る、食べる、仕事するといった
取るに足らないような
当たり前過ぎることにスポットを当て
そのすべてを、自分なりに
ドラマのようにとらえていってみては
いかがでしょう。
すると、突然に暮らしそのものの
クオリティは上がります。
何故なら、そうした毎日を送ることで
何気なく過ぎていってしまう時間を
どうしたって、大事にしはじめるからです。
日常を大事にしない人に
甘美な非日常はくるはずもないんです。
そんな真実をつかまえられた大晦日。
今年もいい年だったと思っています。
あなたはどうですか?
きっと、思うよりずっとずっと
素晴らしいものであったのではないでしょうか。
今年も本当にお世話になりました。
来年、あなたの満願が叶い
人生のよろこびを心から謳歌できることを
心の底から願っています。
どうぞよいお年を。
来年もまた、ご贔屓にお願いいたしますね。
次は、新年に!