すっかりお酒を飲まない暮らしが
板についた私に
友がよく言うことは
「意志が強いわねー」という
感嘆の言葉であります。
そこで私は、こうお言葉を返します。
違うんです!
意志なんかまったく強くないのだと。
何故なら、今日は少しは早く寝ようと
決意したとしても
やっぱりクリープハイプのDVDを
3曲分くらいは観てから、などと
欲望に流されてしまうということなど
それはしょっちゅうなのですから。
では、何ゆえ
ほとんど何のがまんも要らずに
こんなにやめられているのかと言えば
それはもう、
「必要に迫られて」いるからなのです。
家でだらだら飲むことを続けていたら
これからの人生のプランが
ダメダメになってしまうことが
本当にはっきりとわかったから
すっぱりやめられてしまったのです。
思えば、これはタバコをやめたときも
同じことでした。
肺炎で、それは苦しい思いをしたため
(諸事情あって、入院もできませんでした)
もう2度とこんな目には遭いたくないと
完治後、セーラムもライターも
シガレットケースも
全部人にあげてしまわずには
いられなかったものでした。
そうなんです!
悪しき習慣をやめるのに大事なのは
精神力など、さほど役には立たないのです。
それより必要なのは、
「危機感」これ一択です!
これ以上続けてしまったらまずい。
ここでやめられなければ
いよいよ大変なことになる!
そんなふうに、心底
思い知ることができれば
禁酒も禁煙も、大した苦も無く
できるもの。
というより
やらずにはいられなくなるのです。
そして精神力のよろしくない点は
そこに歯をくいしばるような
忍耐が存在するからです。
人間は本来、苦しいことなど
不得手な生き物。
精神力でできることなんて
本当に限られているのです。
特に女性は
美への願望が強いので
その悪しき習慣が、美をおびやかすと
痛いほど理解できたなら
あっさりやめられる確率は
かなり高いと思います。
つまり、あなたがもしも
禁酒や禁煙をしたくても
踏みきれずにいたり
くじけてしまうなら
それは意志の力は無関係です。
まだ続けていても大丈夫と
ご自身が、自分に
OKを出しているからなのですね。
また明日。