ただ今国民的ダイエット法となった
糖質制限に
グルテンフリー。
美と健康を高めるための
様々な食事法がありますが
あなたは何か行なっていらっしゃいますか?
ローフードをできる限り忠実に行なってみたら、こんなしくじりがありました。
ご存じの方もいらっしゃると
思いますが
私はローフード・マイスターです。
こちらの知識をベースに
サービスを提供させていただいているのですが
よほどのことがない限り
ローフードの食事法を厳格に行なうことは
おすすめしておりません。
それはかつてかなり忠実に
ローフード生活を行なっていたときに
私自身のメンタルが
少々不健全になってしまったからです。
ローフードとは、ざっくり言いますと
植物の酵素や栄養素を効果的にとるために
自然の食物である野菜や果物を
生、もしくは48度以下の熱で調理して
いただく食事法のことです。
これは大変にからだをリセットする
パワーを持った食事法で
みるみる痩せますし
肌もからだも生まれ変わったかのように
生気をとり戻します。
その経験は感動的なもので
当時はこの食事法を
一生続けてもよいと
思っていたほどでした。
ところが、その熱狂も
2年足らずで翳りが訪れました。
ローフードを行なってはいましたが
友や家族と食事をする
機会があるときは
何でもいただくように
していたのですが
徐々にその食事が
つらくなってしまったのです。
それどころか、高温で揚げたり
炒めたりしたものを
食べている様子を見ていると
何故か腹立たしい思いに
かられるようになっていったのです。
もちろんこれはローフードの
せいではありません。
ひとえに私の心がバランスを保てず
傾倒、執着といったものを生み出し
ローフードと健全な
関係性を結べなくなって
しまったのが原因でした。
そのとき、心底気づきました。
大切な人との食事が
楽しめなくなるような
食事の仕方は間違っているのだと。
あらゆる美と健康のための食事法は、「からだの調整法」と考えるのがベストです!
前述した糖質制限やグルテンフリーなど
現在、様々な食事法があります。
そのいずれもが
一定の食べ物を避ける方法です。
そしてその一定の食べ物とは
比較的身近にある食べ物なのです。
それは確かにからだに
よい変化を起こすものです。
ですが、日常的に厳格に
身近にある一定の食べ物を
避け続けるのもいかがなものでしょう。
あくまで私見ではありますが
このような食事法は
体調を崩したときや
通常よりうんと体重が
増えてしまったときに
からだを調整するために
行なうものだと
考えるようになりました。
そしてすこやかな状態に戻ったら
その食事法は
「前提」として考えるのがベストです。
たとえばローフードなら
フレッシュな野菜や果物は
たくさん美味しくいただいて
その日の気分で
あつあつのスープも
ふわふわのオムレツもいただく。
もちろん外食の際には
焼き肉だってどんと来い!
そして羽目をはずしたら
数日間のロー生活で
からだを癒す。
こんなスタイルが一番と感じています。
美味しいものを味わうことは
人生の中の重要な楽しみです。
まして大切な人となら。
あらゆる特別な食事法は
自分を整え、
守る切り札として考えることが
健全な在り方と確信しています。
また明日。