忙しさがピークに達し

気分転換をする時間もない。

そんなときってありますよね。

 

小旅行に出るなど夢のまた夢。

お気に入りのカフェで

コーヒー一杯飲む時間さえ

取れないほど

やるべきことに追いかけられる日が続けば

心もからだも音を上げるものです。

 

そんなとき、何も手を打たずにいると

よろしくないことが次々に

起こりはじめます。

すぐにイラっとしてしまうために

人間関係や家族関係に悪影響が起きたり

ヘロヘロに疲れているのに

神経が高ぶってよく眠れないなど。

また、帰宅途中にコンビニで

お菓子やアイスクリームを山のように買って

深夜の過食に及ぶという人も。

これはたまらなくつらいことです。

 

そんなふうに自分をいじめてしまう羽目に

陥らないために

どんなに時間がなかったとしても

自分の心をよろこばせることだけは

忘れないでいただきたいと思うのです。

 

そんなときこそ、とっておきの

おすすめの方法があります。

それは、妄想なのです!

 

妄想と言いますと

病的な状態から生じた誤った判断、確信という

定義も確かにありますが

それでは想像、空想と言い換えましょうか。

つらい、疲れた、もう嫌だ、などといった

ネガティブな気持ちに陥ったら

その場ですぐに、快適な状態を思い浮かべて

その映像の中へ気持ちを飛ばすのです。

 

たとえば気持ちよい潮風の吹く浜辺。

フィトンチッドたっぷりの森の中。

あなたが癒される場所ならどこでもいいんです。

これはさもないことのようですが

とってもメンタルを健全にする効果があります。

 

それにはちゃんと根拠があるのです。

試しに、今、レモンをかじったところを

想像してみてください。

その酸っぱさに唾液が出て来ませんか。

これは、脳が想像したことと

現実に起きていることの区別が出来ないために

起こるのだと言われています。

この、脳の仕組み。

使わない手はないですよね!

 

ちなみに刑務所でお勤めをしている人が

自由に行なうことが許されているのは

息をすることと、想像をすることなのだそうです。

彼ら、彼女らは

そうして精神衛生を守っているのです。

 

つらいときに、快適なことへ

意識を飛ばすことは

決して現実逃避なんかではありません。

それは、自身のメンタルを守るための

神聖なる行動。

大変なときこそ、電車の中ででも

ぜひ行なってみてください。

 

また明日。