TIG88_bednouederirakkusu_TP_V1[1]マナーと聞くと

堅苦しい、厳し過ぎると言った

声が聞こえてきますが

真のマナーとは

決してそうではないと思うのです。

人の嫌がることは、してはいけない。それは幼稚園で学んだ、マナーのマの字でした。

マナーというと

皆さん震え上がるほどに

そのややこしいセオリーに

「私には無理」と言う方が

とっても多いのです。

 

確かに、正式な小笠原流などは

頭と心、からだに叩き込むべきことが多く

たじろいでしまうのも

無理ありません。

ですが、本来のマナーの意味を

ちゃんと理解しておけば

何もびくびくすることなど

ありはしないのではないでしょうか。

マナーとは、相手の心を尊重し、守ること。それさえ知っていれば、カトラリーの使い方などどうだってかまわないのです!

特に多くの方が

気にしてならないのが

食事でのマナーです。

 

あのカトラリーの使い方の

順番に戸惑うことも多いようですが

基本的には外側に

置かれているものから

使えばよいのです。

ですが、そんなことよりも

気をつけたいのは

見慣れない食材があった場合に

奇異な表情を見せないこと。

 

先方はもれなく

あなたへのおもてなしを

全力で考えていらしているのですから

そこはすべて

招いて下さっている方

(もしくはお店)

のお考えを尊重すること。

そして、信頼して楽しむこと。

これこそ、マナーの基本のきです。

「マナーって、堅苦しいから嫌い」そんなことはないのです。マナーは、愛と思いやりの表現。ただそれだけなのです!

マナーという言葉は

どことなく敷居が高く

苦手だわ、嫌いだわという方も

割りと多いのですが

マナーはいったい

何のためにあるのでしょう。

それは決して大仰な

話ではありません。

 

そのときを共にする

人たちを不快にしないのは

もちろんのこと

こころよく、楽しく過ごして

いただけること。

それこそがマナーの持つ

重要な意味です。

 

たとえば食事を共にするなら

カトラリーの順番などより

今日、このときに用意して

いただけたメニューと

皆さんでそのお料理を囲める

うれしさに感謝できるならば

それだけで完璧なマナーを

守ることはできるでしょう。

 

誰かの嫌がる

変な咀嚼の音であるとか

この食材が嫌いと言って

その場の雰囲気を壊すことなど

お料理を整えて下さった方への

感謝の気持ちがあれば

決してできるはずはないのですから。

友が嫌だということはしない。それも大切なマナーのひとつです。

そして、マナーとは

もっと身近に存在することを

知っておきたいものです。

 

たとえば、友が

どうしてもそれは嫌だと

訴えることがあれば

それは謝罪して

二度としないことも

大切な人間関係におけるマナーです。

 

もしもそんなことは

大したことではないと思ったとしても

その友がどうしても嫌と

言うのであれば、全力で気を付けること。

これこそ人間関係における

最大のマナーです。

 

たとえば、どうしても

自分のベッドの上に座られるのが

嫌だという友がいるなら

それは100%受けとめて

配慮すること。

これが友としての厳守すべきマナーです。

 

間違っても

「マットレスを上げておけばいい」

「しっかりとしたベッドカバーを買って

座られてもいいようにすればいい」

などとアドバイスするのは

もってのほかです。

 

友の心のことよりも

合理的なアイディアを提案するなど

何の意味があるのでしょうか。

 

友の、それはどうしても嫌、

ということに関して

代替案を出すことは

親切でも何でもありません。

それは、人の心を尊重しない

とっても恥ずべきことです。

 

それを思えば

カトラリーを使う順番など

まったくもって

どうってことなど

あるはずがないのです。

 

マナーとは、相手への

愛と思いやりの行動。

それさえ忘れずにいれば

決して恐れるものでも

ありはしないと思います。

 

また明日。