okesyou[1]

メイクは楽しいだけでなく

とっても便利なものです。

メイクの力で、人様に心配をかけずにすむこともあるのです。

たとえば睡眠不足が続いて

目の下に濃いクマが

あらわれてしまったときでも

コンシーラーがあれば

すぐにカバーできます。

これは見ばえをよくするための

作業でもありますが

コンシーラーを使う美点は

それだけではありません。

もしも、クマをカバーせずに

仕事へ行ったとしたらどうなるでしょう。

寝不足ではないか、

体調が悪いのではないかと、

人様に心配をかけることになります。

 

相手に余計な気遣いをさせないために

コンシーラーに手を伸ばす人は

れっきとした美人です。

メイクは自分のためだけに

するものではありません。

今日会う人への

心遣いといったものも

大切な要素のうちなのです。

お若いお嬢さんならいざ知らず! 大人の女性のすっぴんは、やっぱりいただけないものです。

10代のうちは、何もしなくても

光り輝く肌でいられますから

むしろ素顔のほうが

かわいく見える場合もあります。

 

ですが、学生時代を過ぎて

社会に出るようになっても

平気で素顔のままで

外出するのは疑問です。

顔つきも、表情も

大人っぽくなってきたら

やはりメイクは必要なのです。

 

さらに、20歳を超えると

毛穴が広がったり

顔色のトーンダウンが起きたりと

徐々に肌にも変化があらわれ出しますが

これは肌の美しさを支える

成長ホルモンが、

10代でピークを迎えてしまうことにあります。

 

私は素顔でいるのが好き、

という気持ちもわかりますが

やはりダメージは

きちんとカバーしてください。

その慎みの気持ちこそ

美のレベルを

ぐいっと上げてくれるものだからです。

 

もちろん、かのコスメカウンターの

BAの方のような

完璧なフルメイクを

目指すことはありません。

ちょっと気になるところを

補正する程度で十分です。

 

メイクも、相手に失礼にならない

言葉づかいや服装を

心掛ける延長線上と

考えたいものです。

ぼさぼさの眉はきちんと整え

余計な皮脂はあぶらとり紙でオフ。

そして頬が青ざめているなら

ナチュラルなオレンジピンクの

チークをひとはけ。

 

その日のダメージをカバーするメイクは

もはやお風呂やシャンプー、

歯磨きなどと、

まったく同じ意味を持つのです。

 

また明日。