年を取ってしまった!!
そんな実感は、ある日突然
何の前触れもなく降りかかります。
そして衝撃を受けるものですよね。
鏡のなかの自分を、どう受け入れよう。
アンチエイジング効果の高い
新発売のコスメを試してみようか。
それともひと思いに
フェイスリフトを検討するか。
確かにそうしてジタバタするのも
女として大切なプライドではあります。
ですが、ここで忘れては
ならないことがあります。
むやみに若返ろうと思う気持ちは滑稽で
幼稚でさえあるということです。
無論、「もう○○才だから」といって
開き直るのはよくありません。
別にアラフォー、アラフィフに
なったからといって
着てはいけない服があるわけでは
ないのですし。
ただし、日頃から楽しみといえば
ブッフェのランチ。
口を開けば人の噂話。
そんな女性が、無理して
お若いお嬢さんにこそ似合いそうな
キュートなワンピを着てしまったら
これは大変なことになってしまいます。
そんな滑稽なことを避けるためには
何と言っても自分のキャラクターを
ジャストで理解すること。
これなしにははじまりません。
そのうえで、自分にふさわしいメイクや
ファッションが選べる
客観的な感覚を持つこと。
これさえできていれば
無理せずずっと、自分らしい魅力を
磨いていけること、間違いないんです。
要は、自分のバックボーンに
すべてがかかっていると言えます。
同じ年代の女性でも
趣味やライフスタイル、そして性格と
その人を形成している要素は十人十色です。
その要素を表現しているスタイルが
一番その人を引き立てるのだと思います。
それには、何を置いても
「好き」という気持ちが一番優先されると
私は思います。
たとえば、先ほどの、お若いお嬢さんにこそ
似合うようなワンピースは
大人の女性にはNGではありますが
そのショップのコンセプトが
自分の感覚にぴったり合っているなら
かわいらしいワンピースは無理でも
ちょっと遊び心のある
デザインのトップスを
アクセント的に着てみれば
お若い方には醸せない
小粋さが漂って
着こなしは成功することでしょう。
それは、その人の生き方、考え方と
その服がしっくりと
寄り添っているからです。
基本的には、加齢など何も
恐れることはないんです。
自分らしさの表現法を
たくさん知ってさえいれば
いくつになっても
そのステージに合った魅力は
無理なく磨いていかれるのです。
加齢におびやかされないためには
まずは自分に詳しくなること。
多分それが一番の
アンチエイジング術だと私は思っています。
また明日。