ぜひともお近づきになりたい
あの人と会えるとなれば
それはもう、気合が入りますよね。
「聴覚」からのアプローチも大切! 話し方に気をつければ、ご縁もつながります。
となれば、メイクにファッションと
何はなくとも見映えを気にされるでしょうか。
素敵な香りをまとって
嗅覚に訴える手もありますね。
ですが、思いのほかお相手の
官能に訴えるのは、「聴覚」なんです。
相手の声を心地よく感じながら
会話ができれば
好感はほぼ、得られたも同然。
それほど聴覚によい働きかけをするのは
重要なことなのです。
それにはまず、「スピード」が大事。
聞き手にとって心地よく
ちょうどよいスピードで話すこともが
好印象のポイントなのです。
それには、「1分間に350文字」の意識が
大切になります。
これは、一般的に
聞き手の理解しやすいスピードが
「1分間に350文字」であると
言われているため。
アナウンサーが原稿を読むときの速さも
まさにこのテンポなんです。
そこで、ぜひ一度
350文字程度の原稿を用意して
ちょうど1分間で読めるか
挑戦してみてください。
結構早口な人って多いものです。
そして、もう一つのポイントは
「相手の話す速度」に合わせた
スピードを心がけること。
相手の話す速度が早いときは
その相手の話す、早さと同じように
話すとよいです。
その逆に、相手の話す速度が遅い時は
その相手と同じように
ゆっくり話すと
相手はとても話しやすくなります。
これは、人が自分と同じものに
共感を得る傾向があることにあります。
同郷であったり
趣味が同じであったりすると
初対面であっても打ち解けやすく
お互いの距離も縮まりやすいですよね。
話す速度も相手と同じようにすると
それと同じような効果が得られるものです。
語尾まで丁寧に話すこと! 終わりよければすべてよし!!
そして、「語尾」を意識するのも
大変に効果的なこと。
ていねいで品の感じられる話し方は
「語尾」を最後まで
きちんと話すことにあるからです。
それだけで、必ず人とは違った
よい印象を与えることができます。
特に、心をこめて伝えたい
「ありがとうございます」のフレーズ。
一語一語ていねいに少しゆっくりめに言い
最後の「す」をしっかり
発するようにします。
そうすることで、品のある落ち着いた
雰囲気が醸せます。
言葉の最後まで
ていねいにしっかりと発音することで
品格をも感じさせるのは
相手に対してきちんと
言葉も、思いも届けたいという
真心があってのこと。
それゆえ何事にもていねいに
対応するようなきちんとした印象を
与えることができます。
話し方はまったくこわいもの。
その人の性格まで感じさせてしまうのですから。
言葉の「スピード」と「語尾」を
どのようにしていますか?
そんなことを意識してみるだけでも
相手に与える印象は
ぐんと変わっていきます。
また明日。