私たちは日々、
数々の「願望」のなかで生きています。
願望を感じない1日なんて
あり得ませんよね。
「願望」に対して無難なほうを選ぶと、あとで空しくなったりします。
夕ごはんにはお鍋が食べたい、というのも願望です。
来週末は箱根で温泉につかりたい。
友達と映画を見に行きたい。
パソコンの資格がほしいから
スクールに通いたい。
こんなふうに、タイミングとお金で
実現できる願望をかなえるのは
簡単なことです。
当然、気楽に
願望に対してアプローチもできます。
ですが、そこに「努力」というものが
必要になってくると、途端に願望に
対しての向き合い方は
変わってきてしまうもの。
そこで、
A案は無理だから、B案にしておこう。
そのほうが確実だし
失敗して傷つくこともないし。
こんなふうに判断して
努力をはじめることってありませんか?
たぶん、自分が確実だと
思ったことをやれば
その努力はうまくかなうと思います。
でも、それがかなったところで
心底から湧き上がる
喜びはあるでしょうか。
いい結果が最初から
想定されていたことがかなうと
うれしいことはうれしいのです。
なのに、何故か喜びよりも
どこかあきらめに似た
感情のほうが
先に立ったことってありませんか。
それは、無理だ、と
思ってしまったA案こそが
心が熱く求めている本当の
願望だったためなのです。
これは、往々にして人間は
本当の願望を思い浮かべた瞬間
自分の大胆さに
驚いてしまうことにあります。
それで、「無理!」という
リミッターをかけてみたりするのです。
「無理!」というリミッターをはずせば、心の大冒険の旅がはじまります。
そのリミッターは
一見精神安定剤に
なっているようではありますが
実はモチベーションを
どんどん下げていってしまう
ウイルスのような存在なのですよね。
そんなもの、要らないと思いませんか。
そこで、無理だ! と思ったら
やった! と思ってみませんか。
それをかなえるために
費やすエネルギーは
必ず、生きている実感を
覚えさせてくれます。
無理だ! と思うことに
いちいち屈服していたら
いつまでたっても
心からの喜びを味わうことは出来ません。
大冒険の旅に出るような気分で
途方もない目標に向かって
踏み出す勇気を
あなたもぜひ、楽しんでみてください。
また明日。