0I9A5633ISUMI_TP_V1[1]何が大切って、

心を許せる友の存在ほど

貴重でありがたいものはありません。

気心が知れているからこそ、言ってはいけない、してはいけないと心がけなければならないのです。

ですから友と交流する上で

何をおいても大事なのは

相手の心とからだを傷つけないこと。

一切負担をかけないこと。

疲れさせないこと。

 

とにかく、ネガティブな気持ちに

させてしまう行動や言動はご法度。

気のおけない間柄だからこそ

そこは大事にしたいところです。

親しき仲にも礼儀ありと言いますが

とんでもないことだと思います。

親しき仲だからこそ

礼儀ありではないでしょうか。

大事な大事な人なのですから。

愚痴を言うなら、あらかじめ何分と告げてから! それなら聞く側としても気楽に受け止められます。

大変悲しいことに

この世の中はそれほど

やさしくありません。

たやすく心を傷つけて来たり

不快な気持ちにさせる人は

そこら中にたくさんいます。

 

ですから、大事な友にとって

自分という存在は

「世界で一番安全な場所」で

なければ申し訳が立ちません。

 

そこで気を付けたいのが

心を許したおしゃべりの際に

つい口をついて出てしまう

いわゆる「愚痴」「悪口」のたぐいです。

 

実はこれこそ、仲のよい友に

聞いてもらいたいという

ところも確かにあるのですが

延々と心にたまった毒素を

友にぶちまけるのはよろしくありません。

 

もちろん、そのネガティブなことを

どうにか解決したいという

建設的な思いがあるなら話は別です。

それは愚痴ではなくて

れっきとした相談なのですから。

 

そうではなくて

ただ、「ムカッ」としたことを

延々と述べてしまっては

さすがに友の心も疲弊してしまいます。

 

ちなみに私は

こうした愚痴を言いまくりたいなら

お金を払って

その道のプロに聞いてもらうのが

一番と考えています。

これならばどちらもニーズが満たされ

めでたしめでたしとなりますので。

 

ですが、やはり友に

この気持ちを聞いてほしいというとき

私はよくこう言います。

「ごめんね。

とっても今、くだらない愚痴を

聞いてほしいの。

5分だけ、いいかな?」

そんなふうに。

 

こう前置きをすれば

友も快諾してくれます。

そして辛抱する時間も

あらかじめ5分間とわかっているので

安心して聞ける心の準備も

できるからです。

 

心を許し合った友同士なら

互いのダークなところも

わかち合いたいもの。

ですが、極力負担はかけないで!

友情は心配りなしに

育つものではありません。

小学校のときに習った

「相手の身になって考える」ことで

会えばいつもゆるゆる、ほがらかで

いられる関係性を

ずっと保っていきたいと願っています。

 

また明日。