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どなたにも、苦手なことが

あると思います。

どんなにがんばってみても、できないこと。大人になった今、それを克服しようとするのは時間の無駄です!

若かりし頃は誰も、その苦手なことを

どうにか克服しようと

努力しましたよね。

そして結果が出せれば

やった! と無邪気によろこんだものでした。

 

ですが、その頃から

ずっとずっと苦手なまま

克服できずじまいなことは

ないでしょうか。

 

色々がんばってはみたものの

何故かどうにも、ものにできずに

今もなお、人生の課題のように

心の中で未消化となっているものが

もしもあったとしたら

そろそろ、その終わらない宿題を

空高く放り投げて

もうやめた! と宣言してはいかがでしょう。

さっぱりとあきらめてしまうのです。

もう十分、トライしてみたのですから。

自分ができないことは、他の達人に頼めばいいのです! そして人生の残り時間は、やりたいことに費やすべし!!

真面目な方ほど

自分にできないことがあるのが

許せずに

そのできないことを抱え込み

できないことを

コンプレックスにまでしてしまいます。

 

これははっきり言って

自分いじめもいいところ。

 

そもそも人間には

向き不向き、得手不得手と

いうものがあるのです。

長いことがんばっても結果がでないものは

それはもう自分にとって

向かないこと。

あるいは、自分がするべき必要の

ないことでもあるのです。

それがたとえ

他の誰もが普通にできることで

あったとしてもです。

 

大人になった今

もう若かった頃のように

人生の残り時間は

潤沢には残っていません。

その大事な時間を

自分に向かないことに費やすより

自分だからできること

自分だからしたくなることに

使ったほうが断然しあわせで

実のある方法です。

 

そして、自分にできないことが

得意な方はいくらでもいます。

その道の達人に頼めば

あっけなく解決します。

なので、あとは気楽な顔で

自分の好きなことに

取り組んでいればいいのです。

 

ちなみに私は

車の運転がダメです。

なのでどうしてものときは

タクシーを使えばいいと考えています。

(おかげで自分から事故を

起こす確率はゼロです)

 

また、お裁縫のたぐいが

からっきし苦手です。

(ボタンつけとまつり縫いがやっと)

そこでハンドメイドのものが

欲しいときは

すばらしい作品を創られる

作家さんである友の作品を

譲っていただいています。

 

ほかにも、絵が描けなくて

ラフを書くときの人物は

いつも棒人形です!

(※ラフとは、ページを作るデザイナーに

渡すデザインの指示書のことです)

 

まだまだ枚挙にいとまがありませんが

ただ「できない」という事実があるだけで

特に困ってはいません。

どうにかなってしまうからです。

 

そして、できないことを笑われても

別に傷つくこともないのです。

何故なら、本当にできないことなので

致し方がないから。

そして、できないことを無理にせず

好きなことにたくさん

時間を使えていることに

満足しているからです。

 

大好きな作家の

故・山口洋子さんの小説の中に

こんなシーンがあります。

 

たまさかマダムの部屋を訪れた彼が

空腹を訴えた際に

何も作れないと言われて

彼が非難めいたことを口にしたとき

「料理はできないけれど

他の女性ができないことをして

たくさんお金を稼いでいる」

そうマダムが言い放つのです。

これこそ痛快、かつ正解な

生き方ではないでしょうか。

 

人生の残り時間を大切に。

やらずにはいられないことを

していきましょう!

 

また明日。