ダイエット、ダイエット。
もはやダイエットは
国民的関心事ですね。
体重信仰主義は、過去の遺物。チェックすべきは、体脂肪率です。
食事や運動に関心を持ち
健康で元気に生きたいと
願う人が増えているのは
大変素晴らしい現象ですが
問題は、ただひとつ。
ダイエットの必要などまったくないのに
躍起になってウエイトダウンを
はかろうとする人が
依然として多いことです。
「あこがれの40kg台にならなくちゃ、
納得いかない!」
「美容体重より、3kgも重いんです」
こう言いたい人には
はっきり申し上げます。
体重信仰主義は過去の遺物です。
むしろ、気にしたいのは体脂肪率。
体重が多少あったとしても
体脂肪率が低ければ
何の問題もありません。
というより
見た目のイメージを決めているのは、
実は体脂肪率なのです。
ちなみに、ここに
同じ160cmの女性が二人いるとします。
Aさんは、48kg、体脂肪率は30%。
Bさんは52kg、体脂肪率は22%です。
さて、どちらがスレンダーに
見えるでしょうか。
これは、実に満場一致で
Bさんのほうなのですね。
からだが脂肪でできているか
筋肉でできているかで
スタイルはまるで
違って見えてくることを
ぜひ頭に置いておいて
いただきたいと思います。
深刻な摂食障害、そのほとんどは必要のないダイエットで起きています。
まずは体脂肪チェックをどうぞ。
15才以上の女性の場合
20%から25%が
正常の範囲内と言われています。
この数値内に入っていれば
とりたててダイエットを
考える必要はないでしょう。
大事なのは無理に体重を
落としてはダメということです。
せっかく健康的に
脂肪が燃えるシステムが
でき上がっているのに
あえて何かを制限したりして
精神のバランスが
崩れたりしたらえらいことです!
そして、拒食症をはじめとする
摂食障害は
ほとんどが必要のない
ダイエットによって起きていることも
覚えておいてくださいね。
さて、体脂肪が25%以上の人は
いわゆる「燃費の悪いからだ」の
持ち主ということになります。
一番よくないのは
一見スリムに見えていながら
実は体脂肪率が30%以上という人。
かくれ肥満と言われるケースですね。
こういう人は、基礎代謝が
大幅に落ちているものです。
そして、その
「見た目はスリム」をキープするために
相当無理な
「食べない食生活」を送っているはず。
これはいただけません。
いくら痩せていても
ハツラツとした笑顔と元気がなければ
魅力的には見えないものです。
しっかり食べて動いて
価値のある体重を増やし
意味のない体重は捨てる。
これが、これからの
大人の女性のダイエットです。
共に、精進してまいりましょうね。
また明日。