現在、吉祥寺パルコ 7Fイベントスペースにて
開催されている
観に行ってきました。
ディスられれば、傷つく。ですがその傷にも、自身を鼓舞するエネルギーがひそんでいるのだと知りました!
この博覧会のテーマは
「MADE BY DIS -すべてのDISにありがとう-」
彼らはどうしたものか
SNSで手痛い言葉で
ディスられることが多いのです。
気持ち悪い。
不快。
生理的に無理。
などなど
まあさんざんな言われようです。
こんなにリスペクトしている
ファンがいるというのに!
(それはおそらく、フロントマンである
ボーカル&ギターの尾崎世界観氏の
一風変わったハイトーンボイスと
独特な言語感覚によるものが
多いからかと感じています)
そしてその容赦のない言葉は
当然ながらメンバーたちの心に傷を残します。
それは彼らとて生身の人間。
配慮のはの字もない乱暴な書き込みを
何とも思わないでいられるわけがないのです。
ところが、ところがなのです。
彼らがすごいのはここからです。
その傷を、創作のエネルギー源と
グループを構築する要素にまで
高めてしまうのですから!
確かに耳触りのよいお褒めの言葉は
とってもうれしいですし
さらにその点を伸ばして
よりクオリティの高いものを
作っていこうと励みになるものです。
ですが、ディスられるその
胸をえぐられるような言葉にも
実は自身を鼓舞させる力が
ひそんでいるのだと
この博覧会で気づかされました。
これはあくまでも
私自身が解釈したことに過ぎませんが
まずは反発によってパワーが生まれること。
そして、ディスられた内容こそ
自分の特徴、インパクト、強みであると
言うことなのです。
ディスられることよりずっと悲しいのは、何と言っても「無関心」に尽きるのです。
私もディスられることは
あまりうれしくはないので
ディスられないような内容を
書こう、言おう、
あるいは、着よう、振る舞おうと
考えることもあります。
ただ、そんな発想で行なう物事は
空しさやつまらなさしか呼びません。
それならばどんなにディスられようと
心の中に生まれたものに
素直にしたがって表現するほうが
ずっとずっと爽快です。
(当然ですが、マナーと礼儀は
押さえたうえで)
そして自分との信頼感も強くなり
さらにディスられることへの
怖さも弱まっていきます。
そして、もしかしたら
クリープハイプの言うところの
創作のエネルギー源とは
このようなことなのかしらと
想像してみれば
ディスられることへの不安など
鼻で嗤い飛ばせてしまえるというものです。
また、ディスられることより悲しいのは
「無関心」ではないでしょうか。
そして、この無関心は
ひたすらにディスられることを避け
万人に受け入れられるものを
目指すほどに
引き寄せてしまうようです。
ディスられるその内容こそ
本当の魅力の裏返しなのです。
もしも心ない「ディスり」に遭ったなら
「余計なお世話だよ 馬鹿」
(「社会の窓と同じ構成」より)
とでも、心の中で高らかに
言い放ってしまえばいいのです!
さて、この
「クリープハイプの脳内博覧会『世界館』」は
吉祥寺パルコ 7Fイベントスペースにて
11月20日まで開催されています。
入場無料。
私は、もう一度行こうと思っています!
また明日。