街中で、電車内で、今日びのお嬢さんを

よく観察しています。

それはお若い方たちのメイクやファッションから

今の若者文化が学べるのが楽しいからです。

 

ですがこの頃、やけに気になってしまうのは

「機嫌のよさそうなお嬢さん」に

あまり出会えないことなのです。

多分デート中であろうときも

彼の前で終始仏頂面をしているという

お嬢さんも珍しくありません。

もしかしたらこんなふうな表情でいることが

今の彼女たちの「気分」なのかも知れません。

かつて思えば白けていることが

何故か恰好よかったとされる時代も

あったものでしたし。

 

しかし、その気分はどうあれ

やはり世間にさらしていく顔が

ぶーたれているのはいかがなものでしょうか。

何故なら、人間の顔には

「表情筋」というものがあり

ここを動かさないでいると

顔の筋力が低下して

しわやたるみ、ほうれい線という

聞くもおそろしいものを引き寄せてしまうからです。

さらにはずっとぶーたれておりますと

その表情が定着してしまって

標準の顔が仏頂面、ということにもなりかねません。

これはあまりにももったいないことです。

 

そこで、人のふり見て我がふり直せです。

今、自分はどんな表情でいるか、

こまめに気にするようにしてみました。

すると、何ということでしょう。

気が沈んだり疲労困憊になっているときなど

かなり気分をそのまま表情に出してしまっていて

がく然とするほかありませんでした。

まったくもってお嬢さんたちのことを

あれこれと言えた義理ではなかったのです。

 

つらいときこそ

腹が立ってならないときこそ

その思いをダイレクトに表情に出さないように

気を付けようと思います。

それは、肌のみずみずしさが失われるのを防ぐため。

不細工になるのを防ぐため。

また、どなたかに不快な気持ちを

与えるのを防ぐためです。

そしてもうひとつ。

しんどいときに

あえて晴れやかな表情をつくってみると

何となくそのしんどさも和らぐものなので

心のコントロールにも

とっても役立つのも確かなこと。

やっぱり笑顔は一番のフェイササイズ&エア整形、

そして健全なメンタルのためにも

忘れたくないものなのです。

また明日。