仕事をするにあたって

心がけることは

もう、枚挙にいとまがありませんが

今日はひとつ、いつも心に

留め置いていることをお伝えしたいと思います。

 

それは、どんな仕事を受けるにしても

その仕事は決して自分が主役ではなく

それを受け取る側の方々が

まごうことなく主役であるということなのです。

これって、結構忘れている人がいるのに

気づいたりします。

自分が主役、とばかりに仕事を

進めていく人は

エネルギッシュでバイタリティも

それなりにありますし、押しも強いので

一見すると、出来る人のように思えます。

ですが、徐々に、肝心なことが

丁寧に成されていなかったり

最悪の場合、抜け落ちてしまっていることも

あったりするのです。

それは、やり直せばよいことでもありますが

何より忘れてはならないのは

仕事を受け取る相手は

何を必要として

依頼して来ているのかということです。

それをしっかりと

すくい上げられなかったのは

残念かな、「相手ファースト」の感覚が

なかったからなのですね。

 

こう言うと、じゃあすべて相手の

言いなりになれということかと

聞かれることがありますが

基本的にはそうです。

何故なら、まずはご要望に応えるのが

仕事なのですから。

主役である仕事先の方々に

満足していただくことが絶対なのです。

そして、この点さえ意識していれば

主役であるお相手のニーズを満たすために

自分の中にある、独自の感覚を

添えることも出来るのです。

 

そしてこの、「相手ファースト」の感覚が

大切であることは

セミナーに参加したりするとよくわかります。

参加者ファーストで壇上に立つ講師の方の話は

実に的確で、こちらの知りたいことを

噛み砕くだけでなく

もっと深く知っておくべきことまでも

わかりやすく伝えてくれるのです。

反対に、自分ファーストの講師の方の話は

とっても無駄が多くて

知りたいことを

なかなか話してくれず

その重要な点も、自分目線で話しているため

大多数の人に響かなかったりする

場合すらあったりします。

 

そもそも、ギャラというものは

仕事の価値に対して払われるものです。

その価値を決めるのは相手。

となれば、どんなときも

相手ファーストの精神は

忘れるわけにはいかないと思うのです。

さあ、今日も受け取ってくれる方々を

主役と敬って

バリっと働こうではありませんか!

人生では、私たち自身がそれぞれに

主役を張っていくのですから。

 

また明日。