運命を感じる人と出会って
恋愛関係に入るとき
この上ないしあわせに
満たされるものです。
まったくその幸福感とは
半端ないもので
愛し愛されるよろこび以上のものは
この世のどこを探しても
到底見つけられないものです。
ですがその反面
大好きな人のことを思うと
突然訳もなく切なく
また悲しくなることってありませんか?
それは、決してこの幸福感に
メンタルが異常を来したわけではなく
ふたりが永遠に一緒にいられないことを
本能が知っているからなのだそうです。
すごく納得いく話だと思います。
さて、この切なく悲しい気持ちは
何ゆえ起こるのかと言えば
相手がいなくなることに対して
耐えられないと感じる
自分のエゴの存在のせいです。
相手をそれはもう心から
愛していると実感していながらも
突き詰めて検証してみると
それはやっぱり
「相手から愛されている自分」
への愛、を一番優先しているために
心が乱れてしまうのですね。
愛されているからしあわせ、
というエゴを手放せたら
どれほど清らかな
気持ちになれるでしょうか。
そして愛に対して泰然と
穏やかに、ピースフルな
在り方が出来るでしょうか。
もちろんエゴは
簡単になくせるものではありません。
いえ、多分一生
なくすことなんて出来ないのです。
何故ならどう精進したとしても
どうあがいたとしても
生身の人間であるのですから。
しかしながら、人を愛しているときに
この気持ちにエゴはないかと
少し考えてみるだけでも
愛に対してピュアになれることは
確かだと思います。
また、エゴをなくすことなんて
出来ないとしても
「出来よう」という気持ちを
持ち続けているだけでも
愛に対するスタンスは
変わって来るはずです。
相手の存在自体がしあわせの象徴。
恋愛という場面の中で
どれだけそんな思いを
持ち続けていられるか。
生涯、チャレンジし続けたいことだと
思う昨今です。
また明日。