今、恋人や結婚相手よりも

本当の友達が欲しいと

願う人が増えています。

うわべだけの付き合いの友達なら

たくさんいるけれど

心の底からわかり合える人がいないことが

寂しくてならないそうなのです。

 

ですが、うわべだけの

付き合いでしかなかったとしても

友達は友達です。

自分のことを知っていてくれて

共通の話題で話すことが出来る。

これだけで、素晴らしい

人間関係なのです。

もしも同じ話で笑い合えたとしたら

それで最高ではないでしょうか。

同じ気持ちを、他の誰かと

分かち合えるチャンスは

そう簡単にあることではないですし

ましてその人のことが好きと思えるなら

それで十分だと私は思います。

 

そして人間関係が複雑になっている今

意識しておいたほうがいいのは

最終的に自分を支えてくれるのは

友達ではなく自分自身だと言うことです。

自分のベスト・フレンドは

すでに自分の中に

しっかりと存在しているのです。

 

自分の分身が出来たと

想像してみてください。

さて、そのもうひとりのあなたとは

理解し合えそうですか?

もしもどことなく

ギクシャクするものを感じたら

よく話し合ってください。

分身は、自身なのですから

遠慮することはありません。

もしも分身に対して

どこか信頼が置き切れない感じがしたら

それはあなたが自分に対して

疑いの目を向けている証拠です。

分身は、死ぬまであなたのそばを

片時も離れない存在ですから

とことん本音をぶつけて

信頼関係を築いてください。

 

こうして自分自身とわかり合えれば

もう淋しくはありません。

絶対的な理解者が

自分のなかに在るという実感は

孤独などたやすく打ち消してくれるのです。

そしてこの、淋しくないと思える気持ちは

安定感となってあらわれます。

そして揺らがず満ち足りた雰囲気は

人をも惹きつけます。

その結果、友達が増えるという

思わぬ展開になることも。

自分と対話する楽しみを知ると

人生は退屈知らずになります。

さらには他人との距離感までも

うまく測れるようになり

人間関係のストレスもやり過ごせる

心の強さも育つのです。

いいことづくめなのです!

 

また明日。