太りやすい人は、食欲のコントロールが
苦手な傾向があるようです。
そこでぜひ、食事の前には
自分のからだに意識を向け
どの程度空腹なのかを
感じ取る習慣を持ってみてください。
食事をするのは
空腹を感じたときだけにするのが
食べ過ぎを防ぐ大前提です。
お腹も空いていないのに
食べるという行動を続けていると
空腹感、満腹感が
鈍ってしまいます。
「口淋しい」という言葉を言い訳にして
食べる習慣から抜け出しましょう。
そして、毎食必ず
食べ過ぎてしまうという人には
食前に行なってほしいことがあります。
数分でも時間をとって
自分の今の胸のうちを
しっかり把握するのです。
どうしても過食気味になってしまう人は
食前の思いが揺れているもの。
怒りやジェラシーを抱えているときは
気持ちの高ぶりにまかせて
乱暴なまでに食べ過ぎてしまいがちです。
食べて忘れようという発想はNGです。
どんなに食べても、自分の中にある思いは
まぎれるものではないのです。
また、一番過食になりやすいのは
淋しかったり、欲求不満だったりするときです。
しかし、心のすき間もまた、
食べ物では埋まりません。
むしろこうした気持ちでいるときに
食べ過ぎるのは
精神衛生上、最悪の結果になります。
食べ過ぎた自分を責めてしまって
さらに自己評価が下がって
空しくなるからです。
このように心の中が
落ち着いたニュートラルな状態に
ないことを自覚したら
とりあえず食事をするのは待ちます。
そして、自分の中にある苦しさや
つらさと向かい合い、対話しましょう。
その際には、思い切り
自分の思いをひいきするのがコツです。
たとえ自分に落ち度があったとしても
決して否定せず
女王様のように扱ってあげましょう。
魔法のフレーズは
「つらい思いをしたのに
よく耐えられてえらいわ!」。
このフレーズで
今の自分を丸ごと認めて賛美を送れば
自然と気持ちも落ち着き
食欲もほどよく、おさまってくるでしょう。
食べ過ぎなくても
心をしずめることは出来ます。
食べ物とは、平和な気持ちで
向かい合っていきたいですね。
また明日。