世の中、いつの日も
選ばれる人と、そうでない人に
分かれるものです。
いったいどうしてその人は選ばれるのか
考えてみたことがあるでしょうか。
単にたまたま、運がよかったのでしょうか。
そんな部分も確かにあるかも知れません。
ですが、それよりも大きな要因は
その人には
「誰にもない、何かがあったから」
これに尽きるのではないでしょうか。
おそらく選び手にとっても
その何かを具体的に説明することは
むずかしいことと思われます。
しかし、その「何か」とは
確実に人の胸を打ちます。
その人の表情から、全身から
あるいは表現したものから漂ってくる
独特な個性。
人の心をとらえた
その特別な「何か」は
いったいどうすれば自分に
備えられるのでしょうか。
ひとつ考えられるのは
多くの人と、同じことを
しなければいいということです。
行動は人を作りますから
人々がある意味惰性的なまでに
習慣にしていることに
背を向けてみるのです。
それの最たることが
「電車内でのスマホ」です。
電車に乗ると、すぐに目に飛び込んでくるのが
スマホを触っている様子ですよね。
今や、スマホを見ていない人を
探すのはむずかしいほど。
お若い方はもちろん
中高年の人たちも、揃って食い入るように
画面を見ています。
そんな中、わずかに存在するのは
文庫本を読んでいたり
受験や資格試験の勉強をしていたり
メモ帳に何かを書きとめている人の姿です。
こんなふうに移動中を
過ごしている人を見ていると
はっとさせられるものが
確かにあります。
スマホを触ることよりも
しなければならない何かを
持っていることが
その人たちに確固たる特別感を
漂わせているからです。
あなたも、車内でただ何となく
スマホを触ってしまう癖があるなら
ちょっと考え直してはいかがでしょう。
移動時間を読書タイムに当てるもよし、
さりげなく人間ウォッチングをするのもよし。
過日は編み物をしている
お嬢さんに遭遇して
おおっと思ったこともありました。
考えてみれば、人生の残り時間を
スマホのだら見で費やすのも
もったいない話ですからね。
また明日。