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今年も終わりが見えてきたのに

今年も好きなことが見つからなかったと

お嘆きの人はいらっしゃいませんか。

 

人生を楽しく過ごすには

何はなくとも好きなものが

ひとつでも多いほうがいいとは

よくいわれることですが

そういわれるほどに

好きといえるものがない現状に

焦りを感じてしまう人のお気持ち

とってもよくわかります。

 

何故なら、それほど

好き! と心が動くことなんて

そうそう出会えるものではないと

好きなものがたくさんある私でさえ

僭越ながら思うからです。

自分のケースで恐縮ですが

ああ、好きだわー!! と

心から思えるものに出会う頻度は

大体2~3年に1度くらいなのですから。

 

ですが、何も、好きなものが見つからなくても

人生を楽しめる、というか

こころよく過ごせる方法はほかにもあります。

好きなものが見つからなければ

「性に合った」ものを

見つけてみてはどうでしょう?

ひょっとしたら、もういくつも

お持ちかも知れませんね。

 

すごく好き! とまでは思えなくても

何かいいな、と思えるものがあれば

万々歳です。

そうしたものは、まずは自分にとって

無理のないもので

やることイコール、自然の流れとも

いえるものだからです。

きっとそうしたことをやっているとき

心は満たされて

ああ、これで間違ってないんだなという

安心感が得られるはずです。

それこそこころよい時間の

過ごし方というもの!

変な興奮も起こらず、フラットな心持ちの中で

ちょうどよい満足感を

味わえることでしょう。

 

暮らしの中に、ひとつでも多く

性に合ったものをとり入れていきませんか。

さもないことで十分です。

たとえば、音楽も

You Tubeで聴くよりも

CDで聴くほうがいいなら、そのように。

スープストックも

市販のものを使わずに

野菜くずや鶏のガラを

ことこと静かに煮込んでつくるのが好きなら

大量につくってアイスキューブ状にして

ストックしておくなど。

 

性に合ったとは、イコール

自分らしいということです。

自分らしいことさえやっていれば

人は機嫌を損ねません。

そして、1日のうちで

「なんとなく心地よい」時間の割合が

増えていけば

人生の満足度もあがろうというもの。

 

大好き! と思えるものを

ひたすら待ち続けて、今をないがしろにするか

大好きなものはまだ見つからないけれど

性に合ったものを、フラットな気分で

楽しんでみるか。

どちらがよいかは、いうまでもないですよね。

 

また明日。