昨日に続いて、今日も
メンタルケアのことについて
書いていこうと思います。
まず、今、心の状態が
不安定なのを認める人に
かなり強くおすすめしたいのは
お酒をやめることです。
とりあえずの禁酒で結構。
そのうえで様子をみてほしいのです。
それは、お酒には
気分を確実に上げ下げする作用が
あるからです。
気分があがらないときや
忘れたいことがあるとき
お酒の力を借りたくなることって
あるものですよね。
確かに、酔いが回るにつれ
心に課せられた負荷が
軽くなっていって
いっとき、楽になったような
心持ちになったりします。
ところがそれにも時間制限があります。
ややあって、酔いがさめてくると
先ほどあがっていた気持ちも
元に戻ってきます。
すると待っているのは
得体の知れないうそ寒さ。
お酒を飲む前よりも、よろしくない
精神状態になっているのに
あの嫌な自己嫌悪というものに
襲われたりした経験は
誰しも一度はあると思います。
また、楽しい席でのお酒にも
気分上げ下げの作用が働きます。
ただでさえ楽しいところへ
お酒が入ることで、さらに気分が高揚します。
もう最高! というわけです。
ですが、酔いがさめていくにつれ
あの盛り上がった気持ちが
嘘のように普通に戻っているのに
必要以上にがっくりするということも
起こるものです。
この気分の上げ下げ作用は
アルコールが切れたときに
神経に「反動」が起こることで
あらわれるそうです。
不安や緊張が和らいだり
楽しさが増大するのは
飲んでいる間だけで
それが終われば、正反対の気分に
否が応でもさせられるのは
この反動によるものなのです。
なので、最初から飲まずに
向き合っていたほうが
つらさにも、楽しさにも
あるがままの気分で対峙できるので
気分の上げ下げ作用が起きない分
ずっと精神的な安定は
保てるのです。
と、いうことを
私はようやく知ることができました。
何事か、特別な気持ちと
とことん付き合わなければならないとき
アルコールは入れないほうが
「正味」の自分の感情で消化できるため
本当の自分と離れずにすみ
それはどっしりと、安心していられます。
とにかく、ちょっと心のコンディションが
よろしくないなという自覚があるときは
お酒と離れてみると
必ず、自分の心に信頼が置ける
結果になること、間違いなしです。
「飲まない安心感」を
味わってみてください。
また明日。